講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち(130)
―亀井勝一郎「馬鈴薯の花」

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講座趣旨

大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

※本講座は、声を発する講座のため、マスクの着用を推奨します。

【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)

次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、2024年4月24日(水)を予定しています。

講座概要

講座日程 2024年 3月30日 (土)
時間 10:00〜12:00
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 2月20日(火)午前9時30分〜3月29日(金)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
3月30日
10時00分〜12時00分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 亀井 勝一郎「馬鈴薯の花」
 昭和14年9月に太宰治が公布から三鷹に転居してから親交のあった亀井勝一郎の作品を取り上げます。井の頭公園の近くに住みハモニカ横丁の名付け親との説もある亀井勝一郎ですが、出身は函館。裕福な家庭に生まれ、病弱な母を早くに亡くし、左翼運動も経験するなど太宰との共通点が多く年も近いことから、太宰の良き理解者であったようです。
 文学の上では、人生論、恋愛論から日本人の精神史研究まで幅広く、読売文学賞、菊池寛賞など文学賞も受賞しています。この「馬鈴薯の花」は郷里函館へ思いを馳せて書かれた作品なのでしょう。文体が柔らかで、故郷を懐かしみ大切に思う気持ちが伝わってきます。
 どこか懐かしい思い出の地や故郷を思いながら音読を楽しみましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) 朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れる。文化庁の芸術家派遣事業登録アーティスト。朗読集団「コトザウルス」、シニア劇団「シアターRAKU」所属。3月15日(金)太宰治文学サロン
「太宰治作品朗読会」出演予定。3月21日(木)三鷹モダンタイムスにて「三月の羊」朗読会予定。

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