講座詳細
近代日韓関係史と歴史認識
東京女子大学企画講座
講座趣旨
東京女子大学 企画講座
「近代日韓関係史と歴史認識」
日本ではK-POPや韓国ドラマなどの影響で、韓国への関心が高まっています。さらに、2023年3月の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の訪日を起点に日韓関係はさらにダイナミックに好転し、日本世論では、韓国への「良い印象」が「良くない印象」を初めて上回りました。他方で、韓国世論では、日本人に対する好感度は高まっている一方で、依然として、5割以上が「日本」に対して「良くない印象」を持っています。両国の交流が進んでも、なぜ日韓間で互いの国家に対する印象が改善しないのでしょうか。
この講座では、近代の日韓関係の歴史を概観しながら、現在の歴史認識問題への解決の糸口を探ります。
※参考図書はご自身でご用意ください。
※参考図書は、必須ではございません。持参は任意です。
講座概要
講座日程 | 2024年 3月13日 (水) |
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時間 | 10:30〜12:00 |
定員 | 40 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
教 材 | レジュメ等 参考図書:森万佑子『韓国併合』(中公新書、2022年)※ご持参は必須ではございません。 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 2月6日(火)午前9時30分〜3月12日(火)午後9時 |
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日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 3月13日 |
10時30分〜12時00分 | 三鷹ネットワーク大学 | 森 万佑子 | 近代日韓関係史と歴史認識 近代(19世紀末〜20世紀初頭)の日韓関係史について、国際関係との関わりに留意しながら、政治外交のみならず社会文化の変容にも注目して概観します。そして、当時の日本と朝鮮・大韓帝国における、中華世界や近代西洋文明に対する姿勢の相違が、どのように今日の歴史認識の相違へとつながっていくのかについて考えます。 |
講師
森 万佑子(もり まゆこ) | 東京女子大学 現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻 准教授
1983年、愛知県生まれ。博士(学術、東京大学)。専門は、韓国・朝鮮研究、朝鮮近代史。ソウル大学国史学科 博士課程修了。現在、東京女子大学准教授。著書に『韓国併合』(中公新書、2022年)、『ソウル大学校で韓国近代史を学ぶ』(風響社ブックレット、2017年)、『朝鮮外交の近代』(名古屋大学出版会、2017年、第35回大平正芳記念賞)。 |