講座詳細
舞鶴引揚記念館とユネスコ世界記憶遺産
―歴史を知り、学び、継承する場としての歴史博物館
講座趣旨
東京女子大学 企画講座
舞鶴引揚記念館とユネスコ世界記憶遺産―歴史を知り、学び、継承する場としての歴史博物館
京都府の舞鶴引揚記念館には、第二次世界大戦後のシベリア抑留と引揚げにかかわる貴重な資料が所蔵されています。その世界的重要性が認められて、2015年にユネスコの世界記憶遺産に登録されました。ユネスコ憲章の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」と謳われています。歴史の継承に果たす歴史博物館の役割を、舞鶴引揚記念館を事例として考えます。
※ 課題図書はご自身でご用意ください。
※ 課題図書は、必須ではございません。持参は任意です。
講座概要
講座日程 | 2023年 3月18日 (土) |
---|---|
時間 | 10:30〜12:00 |
定員 | 40 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
教 材 | 黒沢文貴著『歴史に向きあう』(東京大学出版会、2020年) ※ 課題図書は、必須ではございません。持参は任意です。 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 2月7日(火)午前9時30分〜3月17日(金)午後9時 |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
---|---|---|---|---|
第1回 3月18日 |
10時30分〜12時00分 | 三鷹ネットワーク大学 | 黒沢 文貴 | 舞鶴引揚記念館とユネスコ世界記憶遺産―歴史を知り、学び、継承する場としての歴史博物館 平和のために過去の戦争を忘れてはならない、記憶することが大切であると説かれる今日ですが、舞鶴引揚記念館所蔵資料のユネスコ世界記憶遺産(世界の記憶)への登録を題材にして、なぜ引揚記念館が設立されたのか、登録された所蔵資料の内容紹介等を含めて、歴史を知り、学び、継承する場としての歴史博物館の役割について考えてみたいと思います。 |
講師
黒沢 文貴(くろさわ ふみたか) | 東京女子大学名誉教授
上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(法学、慶應義塾大学)。宮内庁書陵部主任研究官を経て、1995年東京女子大学現代文化学部地域文化学科助教授、2009年同大学現代教養学部国際社会学科国際関係専攻教授、2022年同大学名誉教授。専門は日本近現代史。 主著書 『大戦間期の日本陸軍』(みすず書房、2000年)、『二つの「開国」と日本』(東京大学出版会、2013年)、『大戦間期の宮中と政治家』(みすず書房、2013年)、『歴史に向きあう』(東京大学出版会、2020年)。 |