講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第16回)
―科学と文学の間(あわい)に

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講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の小説・コミック・科学エッセイなどを幅広く読んでいきます
 在宅勤務・リモートワークといった“おうち時間”が増えるなか、ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか? 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。

【今後の予定】
 第17回は2023年2月3日(金)です。第二期では、海外の作家によるSFの名作・定番短篇と、現代日本文学の、主に女性の作家による作品を交互に取り上げています。今後、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアなどを予定しています。

講座概要

講座日程 2023年 1月 6日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 津村記久子「地獄」【所収】『浮遊霊ブラジル』〈文春文庫〉
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 12月6日(火)午前9時30分〜 2023年1月5日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
1月 6日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。

【課題図書について】
 今回は、津村記久子の「地獄」を取り上げます。《ドラマは毎日三本、小説は月に十冊。サッカーやツール・ド・フランスから人生相談まで、生前、虚実の物語をさんざん食い散らした「私」が落ちたのは「物語消費しすぎ地獄」。そこで課せられる世にも恐ろしい試練とは?》(版元の内容紹介より)。内容紹介を読んでも、何それ、という感じしかしないかもしれませんが、この作家らしいユーモアにあふれた、おもしろい作品です。

【選書ポイント】
 コミックやラノベで人気のジャンルに「異世界もの」があります。これも、ある種の異世界もの……とするのはさすがに無理がありそうですが、おもしろいので、取り上げました。まじめなのかふざけているのかよくわからない、この書き手独特のユーモアが全編に炸裂しているこの短篇の魅力と作家の持ち味は、表題作「浮遊霊ブラジル」を併せて読むと、よりはっきり伝わってくるかもしれません。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者、ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とツイッターで本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)、『本屋はおもしろい!!』『子どもと読みたい絵本200』『本屋へ行こう!!』(洋泉社)があります。

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