講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会(第8回)
ー科学と文学の間(あわい)に

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講座趣旨

 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています(8月を除く)。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、国内外のSF小説を中心にコミック、科学エッセイなど幅広く読んでいます。
 在宅勤務・リモートワークといった“おうち時間”が増えるなか、ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか? 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。

講座概要

講座日程 2022年 3月25日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 課題図書:プリーモ・レーヴィ 「天使の蝶」 (光文社古典新訳文庫)
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 2月22日(火)午前9時30分 〜3月24日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
3月25日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬太郎 プリーモ・レーヴィ 「天使の蝶」 (光文社古典新訳文庫)
 SFには科学者が、それもマッドサイエンティストと呼ばれるタイプの、自身のなすべきことを見失ってしまったかのような、妄執に駆られた人物がしばしば登場します。今回は、自身も化学者である作家による、美しい邦題からは想像しづらい悪夢的な世界が描かれた作品を取り上げます。
【今回の選書ポイント】
 《「先史時代の鳥類」のような奇怪な骨を見つけたのは、廃墟と化した大戦後のベルリンのアパートの一室……》。今回はイタリアの作家、プリーモ・レーヴィの「天使の蝶」を取り上げます。アウシュビッツ生還者として知られ、自身、化学者でもあった作家が描く、戦時下のベルリンで化学者が行った所業とは。人間のありようを考えさせ、神学的な世界観にも踏み込んだ作品です。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう)  1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とツイッターで本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『本屋図鑑』『本屋会議』(夏葉社)、『本屋はおもしろい!!』『子どもと読みたい絵本200』『本屋へ行こう!!』(洋泉社)があります。

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