講座詳細
三鷹の夜☆月いち読書会 (第7回)
―科学と文学の間(あわい)に
講座趣旨
三鷹ネットワーク大学では、4月から月1回夜の読書会を開催しています(8月と3月除く)。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、国内外のSF小説を中心にコミック、科学エッセイなど幅広く読んでいます。
在宅勤務・リモートワークといった“おうち時間”が増えるなか、ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか? 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。
※ 課題図書はご自身で用意してください。
講座概要
講座日程 | 2022年 2月25日 (金) |
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時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 12 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
教 材 | 課題図書:「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、」『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』 (ハヤカワ文庫 JA)所収 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 1月18日(火)午前9時30分 〜2月24日(木)午後9時 |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 2月25日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 空犬太郎 | 「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、」『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』 (ハヤカワ文庫 JA)所収 論文というと文学作品とは対極的なものという印象があるかもしれませんが、文学作品のなかには論文のスタイルで書かれたものもあります。今回は、架空の生物の生態を横書きの論文スタイルで描いた短編を取り上げます。 【今回の選書ポイント】 ハネネズミを殺したのは誰なのか。今回は、絶滅した幻の小動物の生態を科学論文のスタイルで描いた「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、」を取り上げます。もともとは無題であった作品の冒頭部分をとった印象的なタイトルとそのスタイルで発表当時は話題を呼び、芥川賞候補にもなった、科学と文学の幸せな融合とも言える作品です。 |
講師
空犬 太郎(そらいぬ たろう) | 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とツイッターで本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『本屋図鑑』『本屋会議』(夏葉社)、『本屋はおもしろい!!』『子どもと読みたい絵本200』『本屋へ行こう!!』(洋泉社)があります。 |