講座詳細
自然を活かした地域創生とSDGs
みたか地球市民講座 基礎講座
講座趣旨
自然を活かした地域創生とSDGs
自然を活かした地域創生の一つのソリューションとしてグリーンインフラが挙げられます。グリーンインフラは20世紀の開発の時代における自然保護か開発かの二項対立ではなく、21世紀の成熟社会にふさわしい環境、経済、社会の三方よしで持続可能な地域の発展を目指す概念であり、SDGsとも親和性の高い具体策とも言えます。自然は人の手を一切つけない保護だけではなく、保全・再生しながら、活用していく段階に入りました。本講座ではこれまでの自然環境政策や国土政策を振り返りつつ、グリーンインフラやSDGsとの関連性について学び、人と自然の共生する社会のあり方を一緒に議論できたらと思います。
「みたか地球市民講座」とは
(1)「不安な時代」を生き抜くための学び
終身雇用の崩壊、新型コロナウイルス感染症の流行など、先行きの見えない「不安な時代」にわたしたちは生きています。こうした時代にこそ、学びを通して確かな視座を構築していきましょう。
(2) 地域から世界を考える
地域から国全体や世界を考える、ボトムアップ型の講座です。三鷹という地域にいかりを下ろし、そこから地域や世界を見渡し、一緒にじっくり考えていきましょう。
(3)地域の“大学”としての新たな取り組み
三鷹ネットワーク大学は地域性を生かし、コミュニティを育み、学びを創出する、地域の“大学”です。「みたか地球市民講座」を通して、みなさんと協働して新たな学びを創っていきましょう。
基礎講座では、主に三鷹、多摩というローカルな視点から学んでいきます。「みたか地球市民講座」の基礎となる講座です。
オンライン参加について
教室参加が望ましいですが、来館できない方向けに、オンライン(Zoom)でも配信します。
第1回にオンライン参加をご希望の方は、申込時にその旨をお知らせください。
講座後には見逃し配信も行います。
講座概要
講座日程 |
2022年 1月12日 (水) 〜2022年 3月23日 (水) |
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時間 | 下記をご確認ください。 |
定員 | 24 人 (先着制) |
回数 | 5回 (通し受講のみ) |
受講料 | 一 般 3,000 円 市 民 2,500 円 市民在勤・在学 2,500 円 市 民 学 生 2,500 円 会 員 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 下記をご確認ください。 |
受付期間 | 12月7日(火)午前9時30分から2月8日(火)閉館まで |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 1月12日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学、オンライン | 岩浅 有記 | グリーンインフラとは何か グリーンインフラの概念についてその背景も含めて説明し、具体事例も織り交ぜながら今後のポテンシャルについて考えます。 |
第2回 1月26日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学、オンライン | 岩浅 有記 | トキの野生復帰について グリーンインフラ政策の具体事例としてトキの野生復帰、環境×農業について取り上げます。 |
第3回 2月 9日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学、オンライン | 岩浅 有記 | 高付加価値観光について グリーンインフラ政策の具体事例としてアドベンチャーツーリズム、ウェルネスツーリズム、ハイエンドトラベルなどの高付加価値観光、環境×観光について取り上げます。 |
第4回 3月 9日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学、オンライン | 岩浅 有記 | 自然環境政策等の環境政策について グリーンインフラの背景となる自然環境政策等の環境政策について説明し、SDGsやパリ協定など国際的な動きも押さえつつ今後の方向性について考えます。 |
第5回 3月23日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学、オンライン | 岩浅 有記 | 人と自然の共生する社会のあり方 これまでのテーマも振り返りながら参加者同士による議論も行いつつ、人と自然の共生する社会のあり方について考えます。 |
講師
岩浅 有記(いわさ ゆうき) | 大正大学 地域構想研究所 准教授
1979年徳島県阿南市生まれ。東京大学農学生命科学研究科修了後、2003年環境省入省。佐渡のトキの野生復帰、グリーンインフラ政策の立ち上げ、奄美・沖縄の世界自然遺産登録等を経て21年3月環境省退職。同年4月より大正大学地域構想研究所准教授。自然を活用した地域創生プロジェクトを各地で展開し、特にアドベンチャーツーリズムのモデル作りに奔走している。 |