講座詳細

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち(94)
林芙美子「おにおん倶楽部」(その2)

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講座趣旨

特定非営利活動法人みたか都市観光協会企画講座
大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
三鷹ゆかりの作家・作品たち

 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

 

講座概要

講座日程 2021年 3月21日 (日)
時間 10:30〜12:30
定員 10 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 2月24日(水) 午前9時30分〜3月19日(金)午後8時

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
3月21日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 林芙美子「おにおん倶楽部」(その2)
 先月に引き続き、太宰治と交流のあった林芙美子(1903-1951)の「おにおん倶楽部」(『童話集 狐物語』〔国立書院、1947年〕所収)を取り上げます。
 仲良しの少年4人で結成された「おにおん倶楽部」。9月の総会に向けて、何かいいことをしようと始まった主人公の冒険は、上野駅に舞台を移します。
 そこで繰り広げられる盲目の人々との交流や、駅での出来事を通して、主人公の気持ちは大いに揺れますが、さて、どんな報告になるのでしょうか?
 心がホロリとする、なんとなく懐かしくなるお話です。その雰囲気を大切にしながら音読しましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。演奏家との共演も好評で、ピアノ、ハープ、月琴、リュートなど、様々な楽器とのコラボ作品のレパートリーも多い。
 文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」登録アーティスト。

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