講座詳細

数学はこんなに面白い!11 1月 特別編
楕円曲線暗号方式入門

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講座趣旨

東京女子大学寄付講座
数学はこんなに面白い!11
 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうしてその応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。     
2020年度も毎月1回開催していきます。
 
※新型コロナウイルス感染症予防のため、講座会場では、(1)2方向の扉・窓を開けて換気を行い、(2)受講者の間隔を1メートル以上確保し、(3)近距離での会話・発話を回避

講座概要

講座日程 2021年 1月 7日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 25 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 12月8日(火)午前9時30分〜1月6日(水)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
1月 7日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章
濱中 由典
楕円曲線暗号方式入門
 キャッシュレス決済をはじめ今後ますますデジタル化が進んできます。デジタル化で必要となるのがデータの秘匿性の高さと、電子データ上での本人確認です。これらを満たす方式として公開鍵暗号化方式があります。公開鍵暗号化方式ではRSAと呼ばれる方式が一般的ですが、ビットコインやICカードなどでは楕円曲線を利用した公開鍵暗号化方式が用いられるようになっています。今回はこの楕円曲線暗号化について数学的な側面を中心に説明したいと思います。

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京都生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に『曲面と結び目のトポロジー』(朝倉書店、1992年)、『空間グラフの理論』(培風館、1995年)など。
 (公財)数学オリンピック財団元理事長。 2019年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章。
濱中 由典(はまなか よしのり) ハマフ(株)代表取締役
 1956年生まれ広島県出身。愛媛大学理学部物理学科卒業。79年からコンピュータソフトウェア開発会社に勤務、87年特種情報処理技術者、01年RIMS認定プロジェクトマネージャー(PM)資格を取得。金融機関や商社などの業務システムや政府関係の電子システム開発に携わる。98年の中央省庁向け電子申請、電子入札システムの開発以降、JavaをベースにしたWebシステム開発のプロジェクトに携わっている。2012年に会社を設立し現在に至る。

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