講座詳細

大日如来の慈悲、それは電磁波だった
―携帯電話から光合成まで

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講座趣旨

(一社)電気学会 寄付講座 (4)
 本講座を主催する一般社団法人電気学会は、1888年に創設された学者・技術者で構成される会員組織の学術法人です。すでに1世紀以上の歴史を有する伝統ある学会ですが、一方では時代の変遷・進展にあわせ、また、国際的視野に立って、電気学術全般の研究・調査活動やその成果の発表を通じ、社会に貢献していきたいと考えています。

講座概要

講座日程 2020年 2月14日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 30 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 1月21日(火)午前9時30分より

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
2月14日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 高田 達雄  昔から人々は太陽を大日如来になぞらえ、すべての人に等しく慈悲を授け、生きる力を与えるものとしてきました。現在では、近代科学の進歩によりこの太陽の光は電磁波であることが解明されました。そして、私たちの現代社会もこの電磁波が運ぶエネルギーにより支えられています。例えば、発電所からは送電線を介してこの電磁界のエネルギー(電磁波)が各家庭に運ばれ、照明、電気釜、電子レンジに使われています。スマホも人工の電磁波を利用しています。このように、人工の電磁界(電磁波)は大日如来のように、すべての現代人に便利をもたらしています。他方、太陽光の自然の電磁波は葉緑体で光合成して植物を育成し、動物と人間たちはそれを食して生態系は育まれています。
 本講義では、人工と自然の電磁波とを対比させ、私たちの生活を眺めてみます。

講師

高田 達雄(たかだ たつお) 東京都市大学 名誉教授
 武蔵工業大学卒。東北大学大学院工学研究科修士課程修了。武蔵工業大学 (現 東京都市大学)工学部電気工学科、原子力工学専攻、機械工学科1963年〜88年、環境情報学部88年〜2006年。米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員1981年〜1983年。中国・西安交通大学顧問教授1995年〜現在。電気学会終身会員 米国電気電子学会(IEEE) Fellow Life Member。
 著書『電磁波のすばらしい世界―携帯電話から光合成まで』(電気学会、2010年)

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