講座詳細
アストロノミー・パブ2月
「天文装置開発の実際」
講座趣旨
国立天文台企画サロン アストロノミー・パブ
アストロノミー・パブは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。前半はホストとゲストによる「トークタイム」、後半は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。
アストロノミー・パブは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。前半はホストとゲストによる「トークタイム」、後半は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。
講座概要
講座日程 | 2020年 2月15日 (土) |
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時間 | 18:30〜20:30 |
定員 | 25 人 (定員を超えた場合は抽選です) |
回数 | 1回 |
受講料 | 3,000 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 1月4日(土)午前9時30分〜1月28日(火)午後5時 |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 2月15日 |
18時30分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | ゲスト:早野 裕 ホスト:斎藤 徳人 |
天文装置開発の実際 ハワイにあるすばる望遠鏡には、レーザーガイド星補償光学という装置があります。補償光学は空気のゆらめきのせいで星や天体がぼやけるのを直すために考え出されました。本来は点に見えるはずの星を使って空気のゆらめきの影響を測り、特殊な鏡でその影響を帳消しにするのです。もし、あなたが見たい遠くの銀河の方に、この帳消しを有効にするための星が見つからないとき、レーザーによる人工の星で代用します。 すばる望遠鏡のレーザーガイド星補償光学は1990年代後半に構想を始め、途中でゲストの早野とホストの斎藤が出会い、2010年代初めに完成しました。当時を振り返りつつも、今そして今後のことも交えながらお話できたらと思います。 |
講師
早野 裕(はやの ゆたか) | 国立天文台 先端技術センター 准教授
1995年から2001年まで情報通信研究機構で地上衛星間レーザー光通信のための補償光学システムの検討およびレーザーガイド星に関する基礎開発を行った。その後国立天文台に移り、すばる望遠鏡のレーザーガイド星補償光学系を開発してきた。2015年8月から30m望遠鏡(TMT)の近赤外線撮像分光装置IRISの開発に加わり、日本が担当するIRIS撮像系の開発チームを取りまとめている。 |
斎藤 徳人(さいとう のりひと) | 理化学研究所 光量子工学研究センター 光量子制御技術開発チーム 上級研究員
1997年から、非線形光学、レーザーの研究、それらの研究を土台にした特殊なコヒーレント光源の実現、さらにその光源を用いた基礎研究を展開している。2008年からは、主として、素粒子、原子など、物質粒子の状態の光制御に基礎をおいた研究を実施中である。本講座において紹介する天文装置開発は初期の課題にあたり、非常に思い出深い。 |