講座詳細
数学はこんなに面白い!10 2月 特別編
K3曲面と弦理論
※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。
講座趣旨
数学はこんなに面白い!10
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。
講座概要
講座日程 | 2020年 2月 6日 (木) |
---|---|
時間 | 10:00〜11:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 12月17日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 2月 6日 |
10時00分〜11時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小林 一章 江成 隆之 |
物理学の「舞台」である時空の幾何学的性質が明確に示されたのは、アインシュタインが創始した一般相対性理論です。これにより時空は現代幾何学の対象、つまり多様体として記述されるようになりました。 一般相対性理論を包含する弦理論においても同様で、色々な多様体を考えることが可能です。この講義では主に、K3曲面とよばれる2次元複素多様体に注目します。その理由は、弦理論の進展に対して重要な役割を果たすと同時に、数学にもインスピレーションを与える、非常に興味深いものであるためです。勿論、出来る限りわかりやすくお話しさせていただきます。 |
講師
小林 一章(こばやし かずあき) | 東京女子大学名誉教授
1940年東京都生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。 (公財)数学オリンピック財団前理事長。2019年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章。 |
江成 隆之(えなり たかゆき) | 日本大学理工学部一般教育教室 物理系列助手
福島県生まれ。現在、日本大学理工学部一般教育教室助手。専門は数理物理学。中学2年まで数学がどうにもならない程苦手だったが、解ける喜びを知って以来好きになった。その後大学で機械工学を学んでいたが、好きになった数学を使って何かしたいという思いから理学に転向した。 最近は場の量子論や弦理論に関する数理に興味をもっている。 |