講座詳細

トランプ大統領の保護貿易と世界経済

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講座趣旨

東京女子大学企画講座
トランプ大統領の保護貿易と世界経済

1.狙い
トランプ政権の保護主義的貿易政策の背景とその世界経済への影響を考えていきます。
 
2.トランプ大統領の米国第一主義の背景
2016年に世界中を驚かせたトランプ氏の米国大統領当選から2年余り経ちます。トランプ氏は何を主張し、誰がトランプ氏を支持したのでしょうか。トランプ氏の基本的主張である米国第一主義の政策の経済的背景を探り、その是非を考えます。
 
3.保護主義的貿易政策の影響と今後の展望
トランプ大統領は、就任2年目の昨年3月以降矢継ぎ早に強硬な保護主義的貿易政策を打ち出し世界を翻弄しています。
 これらの政策は世界経済にどのような影響を与えていくのでしょうか。関連する経済理論と国際機関の推計等から予想される影響について考えます。3月1日の米中交渉期限に向け不確実性が高いですが、今後の展望についても考えていきます。
 

講座概要

講座日程 2019年 3月16日 (土)
時間 10:30〜12:00
定員 80 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 2月5日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
3月16日
10時30分〜12時00分 三鷹ネットワーク大学 荒巻 健二 トランプ大統領の保護貿易と世界経済
・誰がトランプ氏を支持したのか
・トランプ氏の大統領選時の主張の経済的背景
・トランプ政権の保護主義的貿易政策の展開
・保護貿易の経済的帰結に関する理論
・世界経済にはどのような影響が生じるか(国際機関の試算)
・今後の展望

講師

荒巻 健二(あらまき けんじ) 東京女子大学 現代教養学部 特任教授
 東京都出身。一橋大学社会学部・同法学部卒業、経済学修士(オックスフォード大学)、経済学博士(京都大学)。大蔵省国際金融局開発金融課長、IMF財政局エコノミスト、長崎大学経済学部教授、経済企画庁財政金融課長、京都大学大学院客員教授等を経て、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院客員教授。東京大学名誉教授。2016年より現職。専門は国際金融。
 主要著書に、『アジア通貨危機とIMF』(1999年、日本経済評論社)、『金融グローバル化のリスク』(2018年、日本経済新聞出版社)があり、”Japan’s Long Stagnation, Deflation and Abenomics” (Palgrave/Macmillan)、『日本経済長期低迷の構造(仮題)』(東京大学出版会)を近刊予定。

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