講座詳細
ブラジル見聞録・放浪記
―海洋開発プロジェクトに見るブラジル社会の横顔
講座趣旨
海上・港湾・航空技術研究所 企画講座
海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所は、海事・海洋技術に関する研究開発に取り組んでいる、国内最大規模の研究機関です。
海上技術安全研究所が企画する本講座では、研究にまつわるトピックを取り上げ、皆さんに「船と海の科学」を解り易く解説していきたいと思います。講師は、海上技術安全研究所の研究員が務めます。この講座を通じて、「船」と「海」に少しでも親しんでもらえれば幸いです。
講座概要
講座日程 | 2019年 3月 3日 (日) |
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時間 | 15:30〜17:00 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 2月5日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 3月 3日 |
15時30分〜17時00分 | 三鷹ネットワーク大学 | 禮田 英一 | ブラジル見聞録・放浪記―海洋開発プロジェクトに見るブラジル社会の横顔 2010年頃から、オリンピックを控え絶頂の時期にあったブラジル。ルーラ、ジウマ両大統領による左翼政権の指導の下、03年の政権獲得以来順調に発展してきたが、14年、大統領選挙を機に国営石油企業ペトロブラスを巡る汚職事件(汚職金額:1兆円超)が発覚。同企業の国家プロジェクトに関係していた日本の海洋開発企業(三菱、IHI、川重等)も巻き込まれ、翻弄され、糸の切れた凧のようにプロジェクトが放浪する羽目に。結果、最終的には殆どが撤退となった。 この時期ブラジルに赴任中の発表者は、これらブラジルの経済・社会が激動し放浪する過程の中に、ブラジル社会の本質及びブラジル・ビジネスの流儀を、多々垣間見ることができた。今回、その人間の本質を考えさせられるような日本とは全く異質であり中国社会にも似た、その流儀の一端を紹介できればと思っている。 |
講師
禮田 英一(れいた えいいち) | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 産学連携主幹(統括) 1962年11月生まれ。 1987年 早稲田大学理工学部機械工学科 制御コース卒業 1990年 東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻 同 年 運輸省入省(関東運輸局東京海運支局 船舶検査官) 1994年 運輸省海上技術安全局検査測度課 係長 その後、技術課係長、運輸政策局政策課 係長などを経て 1996年 人事院国内留学(東京大学法学部大学院に留学〔法律及び公共政策の研究〕) その後、国土交通省 海事局技術課、造船課補佐、(財)沿岸技術研究センター企画部 主任研究員、海事局企画課補佐、総務課補佐などを歴任し 2010年 総合政策局 技術政策課 技術開発推進官、その後、海事局 業務管理室長 2014年 ジェトロ・サンパウロ駐在員(在伯日系企業及び日本企業ブラジル進出支援) 2017年 現職に至る(海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 産学連携主幹) 運輸省、国土交通省では、海関係(造船、海運、港湾)の業務が中心ながらも、行政改革対応や法律改正等制度設計など技術関係ではない事務系的な業務に概ね従事。現在は、実海域実船評価プロジェクトなど、研究所の外部と連携した新規プロジェクトの立ち上げ業務を実施している。 |