講座詳細
明治150年連続講座(5) 日本近代とアイヌ民族
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講座趣旨
明治150年連続講座
“Alternative Narratives” 日本近代をめぐる視座
この連続講座では、日本の近代をより幅広く複合的な文脈から解き明かします。
明治維新以来150年の日本の近代化の歴史は、どのように語られてきたのでしょうか。「明治維新」天皇の下での中央集権国家の確立。「文明開化」日本社会の西洋化及び工業と軍隊の近代化。「帝国主義」戦争・勝利・敗戦。「民主主義」平和的かつ民主的社会としての日本の再出発。こうした歴史叙述がなされてきました。
しかし、そこには別のストーリーもあったのではないでしょうか。5人の講師が、それぞれの視点から挑みます。
講座概要
講座日程 | 2019年 1月26日 (土) |
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時間 | 16:00〜17:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 一 般 800 円 市 民 600 円 市民在勤・在学 600 円 市 民 学 生 600 円 会 員 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 12月18日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 1月26日 |
16時00分〜17時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 檜皮 瑞樹 | 日本近代とアイヌ民族 蝦夷地・北海道は19世紀にいたってはじめて幕藩体制・国民国家日本の領土となり、本格的な開拓・植民政策が実行されます。その過程で、先住者であったアイヌ民族は、彼ら/彼女らの生活や文化の拠点であった北海道の大地は明治政府によって一方的に収奪され、本州からの移住者に下付されました。 近代北海道では近代的土地所有を確立するために“地租創定”事業が行われましたが、アイヌ民族の多くはこのプロセスから“排除”されました。本講座では、1872年の北海道地所規則・北海道土地売貸規則に始まる一連の“地租創定”事業やアイヌ給与予定地問題に着目することで、近代日本とアイヌ民族との関係を考察します。 |
講師
檜皮 瑞樹(ひわ みずき) | 東京経済大学 史料室
1973年生まれ。博士(文学)。専門は日本史。神奈川県立公文書館非常勤嘱託、早稲田大学大学史資料センター助教をへて、現在は東京経済大学史料室に勤務。 著書に『仁政イデオロギーとアイヌ統治』(有志舎、2014年)。 |