講座詳細
豚肉「TOKYO X 」の魅力に迫る
〜東京発、特産畜産物のあれこれ〜
講座趣旨
日本獣医生命科学大学は、「人と動物の生命はひとつ」を合言葉に、最先端の獣医学と動物の保健看護、産業動物の生産と供給、安全な食品の流通と食育、食の安全など、新しい生命科学を探究している大学です。
本講座は、同大学の最新の研究成果を交えて、生命と食料生産のあり方を考える全4回のシリーズの第4回です。
今回は東京で生産されていても、あまり知られていない畜産物を中心に紹介します。都会の中で静かなブームとなっている、東京だけにしかないという豚肉「TOKYO X 」。美味しさと安心・安全にこだわって生産される期待の星、魅力の逸品です。また、現在注目されているブラウンスイス種の乳製品・牛肉など、研究成果と併せてこれからの特産物はどうあるべきかを皆様と議論したいと思います。
「食べる」ことは「生きる」ことです。食べ物を粗末にすることは、自分の体を粗末にすることといえるかもしれません。「地産地消」という言葉が示すように、自分の暮らしている地域で採れたものを食べることが、体にとっても、地域にとっても一番良いと言われます。自分が育った地域の自然、太陽、空気、水といったものを取り込んで育った農畜産物を食べるわけですから、それも当然のことでしょう。
現在、自由貿易を正しいと考える「グローバル資本主義」をまっしぐらに突き進む日本ですが、生きることの源である「食」を、他の国に任せてしまうことは果たして正しいことなのでしょうか。安い農畜産物が関税なしに日本に入ってくれば、確実に国内の農畜産物価格は下がり、農業経営を圧迫します。ただでさえ高齢化と後継者不足で脆弱になった日本農業は大打撃を受け、衰退することは確実ではないでしょうか。
このような現状を踏まえ、東京で生産している畜産物を研究の視点から皆様に紹介するとともに、現在進められている特色ある畜産物や農畜産経営についてお話をいたします。また、農業の基本は土作り、これはお花も樹木も同じです。本学付属牧場で生産された堆肥をお配りいたしますので、一時ではありますが「日本農業の力強さ」を感じていただきたいと思います。
本講座は、同大学の最新の研究成果を交えて、生命と食料生産のあり方を考える全4回のシリーズの第4回です。
今回は東京で生産されていても、あまり知られていない畜産物を中心に紹介します。都会の中で静かなブームとなっている、東京だけにしかないという豚肉「TOKYO X 」。美味しさと安心・安全にこだわって生産される期待の星、魅力の逸品です。また、現在注目されているブラウンスイス種の乳製品・牛肉など、研究成果と併せてこれからの特産物はどうあるべきかを皆様と議論したいと思います。
「食べる」ことは「生きる」ことです。食べ物を粗末にすることは、自分の体を粗末にすることといえるかもしれません。「地産地消」という言葉が示すように、自分の暮らしている地域で採れたものを食べることが、体にとっても、地域にとっても一番良いと言われます。自分が育った地域の自然、太陽、空気、水といったものを取り込んで育った農畜産物を食べるわけですから、それも当然のことでしょう。
現在、自由貿易を正しいと考える「グローバル資本主義」をまっしぐらに突き進む日本ですが、生きることの源である「食」を、他の国に任せてしまうことは果たして正しいことなのでしょうか。安い農畜産物が関税なしに日本に入ってくれば、確実に国内の農畜産物価格は下がり、農業経営を圧迫します。ただでさえ高齢化と後継者不足で脆弱になった日本農業は大打撃を受け、衰退することは確実ではないでしょうか。
このような現状を踏まえ、東京で生産している畜産物を研究の視点から皆様に紹介するとともに、現在進められている特色ある畜産物や農畜産経営についてお話をいたします。また、農業の基本は土作り、これはお花も樹木も同じです。本学付属牧場で生産された堆肥をお配りいたしますので、一時ではありますが「日本農業の力強さ」を感じていただきたいと思います。
講座概要
講座日程 | 2018年 2月21日 (水) |
---|---|
時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 1月23日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 2月21日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 長田 雅宏 日本獣医生命科学大学 准教授 |
講師
長田 雅宏(おさだ まさひろ) | 日本獣医生命科学大学 准教授
1964年生まれ。86年東京農業大学農学部畜産学科を卒業後、静岡県畜産技術研究所の研修生を経て、富士開拓農業協同組合普及指導課に勤務し、14年間にわたり営農指導に従事。 2002年、研究技術員として本学付属牧場である富士アニマルファームに勤務。 09年、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了。14年より現在に至る。 これまでに、都府県酪農における自給飼料生産と収益性に関する研究を主に、後継牛確保の得策、性選別技術の展開可能性について調査研究を行っている。専攻は環境共生学・畜産経営学。 酪農に興味をもっていましたので、大学卒業後は農業改良普及員となり、酪農家とともに現場で多くの経験を積みました。現場から教わる姿勢が何よりも大切であることを学び、これを大学教育に結び付けたいという思いから、02年に大学に勤務、11年に教員となり、研究・教育に従事しております。研究も教育も現場と向き合って得た情報は、座学によって堅固なものとなります。この信念を貫きながら、今は学生の成長とともに自らが成長することを実感し、人生を楽しく過ごしております。 |