講座詳細
古くて新しい家畜「ヤギ」の魅力を語り尽くそう
講座趣旨
日本獣医生命科学大学は、「人と動物の生命はひとつ」を合言葉に、最先端の獣医学と動物の保健看護、産業動物の生産と供給、安全な食品の流通と食育、食の安全など、新しい生命科学を探究している大学です。
本講座は、同大学の最新の研究成果を交えて、生命と食料生産のあり方を考える全4回のシリーズの第3回です。
「飽食の時代」と呼ばれる今日ですが、戦中および戦後の一時期に多くの人が飢えで苦しみました。そのような中で、最も身近な家畜が「ヤギ」だったのです。そのミルクは人間の母乳に近く滋養に満ちています。お肉も貴重なタンパク源として食されていました。かつて目黒区の柿の木坂では毎日850頭ものヤギが搾乳され、「東京山羊乳」として販売されていたことを知る人は、もはやいないでしょう。このようにヤギの姿は、私たちの暮らしから遠くかけ離れています。
しかし近年ではヤギの有用性や愛らしさが再評価されています。まさにヤギは「古くて新しい家畜」なのです。本講座ではヤギが持つ不思議な魅力とその活用について大いに語ります。
世の中に小さな変化が生じています。それはわが国におけるヤギ飼養の見直しと頭数の回復です。とりわけヤギミルクは、そのヘルシーさから注目を集めるとともに、ヤギの個体特性を生かした雑草防除やその愛らしい姿から学校教育の場においても導入されつつあります。
では、武蔵野の地に住む私たちは、どれだけヤギのことを知っているのでしょうか。かつては日常的に飼われていた家畜がなぜ私たちの前からいなくなってしまったのか、また、なぜ今になってヤギが見直されているのか。それはヤギが多くの魅力を持つからに違いありません。
本講座ではヤギの魅力を語ることはもとより、当研究室が長年手がけた「ヤギ産品」開発と普及の歩みについて熱く語ります。
※シリーズ第4回は、平成30年2月21日(水)午後7時〜8時30分の開催を予定しています。
本講座は、同大学の最新の研究成果を交えて、生命と食料生産のあり方を考える全4回のシリーズの第3回です。
「飽食の時代」と呼ばれる今日ですが、戦中および戦後の一時期に多くの人が飢えで苦しみました。そのような中で、最も身近な家畜が「ヤギ」だったのです。そのミルクは人間の母乳に近く滋養に満ちています。お肉も貴重なタンパク源として食されていました。かつて目黒区の柿の木坂では毎日850頭ものヤギが搾乳され、「東京山羊乳」として販売されていたことを知る人は、もはやいないでしょう。このようにヤギの姿は、私たちの暮らしから遠くかけ離れています。
しかし近年ではヤギの有用性や愛らしさが再評価されています。まさにヤギは「古くて新しい家畜」なのです。本講座ではヤギが持つ不思議な魅力とその活用について大いに語ります。
世の中に小さな変化が生じています。それはわが国におけるヤギ飼養の見直しと頭数の回復です。とりわけヤギミルクは、そのヘルシーさから注目を集めるとともに、ヤギの個体特性を生かした雑草防除やその愛らしい姿から学校教育の場においても導入されつつあります。
では、武蔵野の地に住む私たちは、どれだけヤギのことを知っているのでしょうか。かつては日常的に飼われていた家畜がなぜ私たちの前からいなくなってしまったのか、また、なぜ今になってヤギが見直されているのか。それはヤギが多くの魅力を持つからに違いありません。
本講座ではヤギの魅力を語ることはもとより、当研究室が長年手がけた「ヤギ産品」開発と普及の歩みについて熱く語ります。
※シリーズ第4回は、平成30年2月21日(水)午後7時〜8時30分の開催を予定しています。
講座概要
講座日程 | 2018年 1月31日 (水) |
---|---|
時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 12月19日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 1月31日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小澤 壯行 日本獣医生命科学大学 教授 |
講師
小澤 壯行(おざわ たけゆき) | 日本獣医生命科学大学 教授
東京農工大学大学院修了。博士(農学・東京農工大学) (社)中央酪農会議にて国産チーズの振興に携わる。1992年から日本獣医生命科学大学(旧:日本獣医畜産大学)助手、講師、准教授を経て2012年より現職。00〜01年、ニュージーランド・マッセイ大学にて客員研究員。 2011年、「山羊産品の需要及び市場性に関する実証的研究」で日本畜産学会賞および日本獣医生命科学大学学術賞 (梅野信吉賞)を受賞。(公社)日本畜産学会副理事長。日本学術会議連携会員。 ヤギ研究は「趣味」が「実益」をもたらしました。愛すべきヤギに感謝しています。五十路を越えてから、狩猟とアマチュア無線という新らたな趣味を見つけました。自らの手で捕らえたジビエの味は格別です。日本獣医生命科学大学狩猟同好会顧問。 |