講座詳細

数学はこんなに面白い!7 2月
位相とは

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講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2016年度も4月から毎月1回開催をしていきます。 
 2月のテーマは「位相とは」です。

【2月の内容】
 距離空間の一般化として、位相空間があります。これは、連続写像を、距離の概念を使わずに定義しようとすると、必要になってくる概念でもあります。位相の概念を導入することで、連続変形を研究する時に、数式を使うことから解放されました。位相についての先行研究はオイラー、ガウスにもありますが、ポアンカレ等から本格的に始まり、20世紀に花開いた数学の分野で、一番若い分野です。
 今回は、こちらをテーマに取り上げます。

講座概要

講座日程 2017年 2月 2日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 30 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 1月17日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
2月 2日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章 東京女子大学名誉教授

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。

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