講座詳細
毒素を作る悪玉菌と抗生物質を作る善玉菌
講座趣旨
「ヒッグス粒子」「宇宙のスプライト」「深海のダイオウイカ」など、科学の世界にはこれまで知られていなかった驚きの事実がたくさんあります。また、日常生活のなかにも科学の眼を通してみると、まったく新しい視点がひらけてくるようなできごとが数多く散らばっています。こうした誰にも興味が持てるような題材を選んで、その核心にわかりやすくせまっていこうというのが、この講座のねらいです。講師の方々と気軽にディスカッションをしてください。
私たちの周りにはたくさんの微生物がいます。例えば、土壌1g中に、細菌は約5,000万、真菌は約20万、放線菌は約1,000万が存在すると言われています。その中には、食中毒や感染症を引き起こす悪玉菌や、医薬や農薬となる物質を生産する善玉菌が存在します。2015年のノーベル生理学・医学賞は、寄生虫病に有効な薬を作る放線菌を発見した大村博士に与えられました。本講座では、大村博士の研究業績を紹介するとともに、我々が土壌から分離した放線菌とそれが生産する化合物のことを紹介します。
講座概要
講座日程 | 2016年 3月17日 (木) |
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時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 50 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 |
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日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 3月17日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 長田 裕之 国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター 副センター長 兼 ケミカルバイオロジー研究グループ グループディレクター |