講座詳細
スピンを操る
講座趣旨
「ヒッグス粒子」「宇宙のスプライト」「深海のダイオウイカ」など、科学の世界にはこれまで知られていなかった驚きの事実がたくさんあります。また、日常生活のなかにも科学の眼を通してみると、まったく新しい視点がひらけてくるようなできごとが数多く散らばっています。こうした誰にも興味が持てるような題材を選んで、その核心にわかりやすくせまっていこうというのが、この講座のねらいです。講師の方々と気軽にディスカッションをしてください。
物質はすべて電子と原子核、陽子と中性子からなり、その他の素粒子として光子、ミューオン、ニュートリノなどがある。これら全てはスピン=自転を持ち、この内、電荷の自転を伴う粒子には磁場が発生する。物質を構成する前3者はすべて磁性を持つ。それにもかかわらず、この世には磁石も、磁石に引かれる物質も極めて限られている。核子の磁場は強度的に無視してもよいが、なぜ、電子の磁場がほとんど現れなくなってしまうのか。この理由は化学結合のでき方と深くかかわっている。これを理解すると、今度はスピンを使って化学反応を制御できるようになる。本講座では化学反応の外部磁場による制御、さらに電子スピンを直接操作することによる、より詳細な制御を紹介する。
また、巷にあふれる磁気健康グッズの真贋の判定法についても紹介したい。
講座概要
講座日程 | 2016年 2月18日 (木) |
---|---|
時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 50 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
---|---|---|---|
第1回 2月18日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 坂口 喜生 埼玉大学・早稲田大学非常勤講師 |