大人のための音読講座（ワークショップ付朗読会）三鷹ゆかりの作家・作品たち（３９）
太宰 治の作品「畜犬談」より その２

講座趣旨

　定員に達したため、申し込みを終了いたしました。キャンセル待ちをご希望の方は事務局へお問い合わせください。

◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。

　これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか？ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。

　講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

　１月に続いての作品です。犬を嫌うばかり、いつか喰いつかれるのではないかという不安から、犬に媚び諂っていると、ついには、あべこべに犬に好かれてしまう私。　「いつの日か必ず喰いつかれるであろう」という自信というか不安にさいなまれた結果、犬の心理をとことん研究し、果ては犬を飼いならし、ポチと呼んで可愛がるようになる。そのポチが皮膚病にかかった。ちょうど引っ越しをしようというタイミング、もともと嫌いだった犬を手放すチャンスだと思うが、しかし・・・・今回も楽しい展開です。太宰の細かい描写を味わいながら読みすすめていきましょう。