講座詳細

アジアとの共生を牽引する真のグローバル企業を考える(第8回)
日本企業の対中投資の現状と事業再編

D1542000

講座趣旨

 本講座は、アジア経済の動きを捉え、アジア市場を取り込む日本企業のビジネス展開について、10回に渡り講義していきます。講師陣は、亜細亜大学・前学長の池島政広氏を筆頭に、アジアビジネスについて精通する講師を迎え、最新の情報を取り入れながら分かりやすく講義してまいります。
 今年度も、亜細亜大学寄付講座・西武信用金庫後援、亜細亜大学、西武信用金庫、アジア・国際経営戦略学会、アジアコンテンツビジネス研究会共同企画として開催いたします。
 アジアにご関心のある企業の方々、あるいは今動いているアジアのホットな話題に触れたい市民の方々にご参加いただければ幸いです。

 高い経済成長率が維持し続ける中国は「世界の工場」に加えて「世界の市場」へと展開しており、「中国で勝てなければ世界で勝てない」といわれている。
2015年上半期の対中直接投資を日中双方の統計から概観すると、日本の対中直接投資は、中国側統計では16.3%減の20億1,000万ドルとなり、順位も2014年通年の4位から5位に下がった。他方、日本側の国際収支統計では88.2%増の5,703億円と大幅に増加し、シェアも2014年通年の5.6%から7.7%に拡大した。順位は米国、オーストラリア、英国に次いで4位となった。
 中国経済は減速傾向にあり、困難な時期であるが、実質GDP成長率は2015年上半期に前年比+7%を記録した。特に今年に入って、中国は高度経済成長を維持するため、いろんな方策を打ち出し、「一ベルト、一ロード」、「アジアインフラ開発銀行」など、イニシアティブを実行した結果、SDRへの人民元の採用も見込まれた。
 中国経済がまさに踊り場にあり、日本企業の対中進出にとっては、その新規投資、既存投資の再編、または撤退も含めてその長期戦略が求められる時期になる。本講座は中国経済の状況を考察し、日本企業の対中投資の現状と事業再編を考えてみたい。

講座概要

講座日程 2016年 2月17日 (水)
時間 19:00〜20:30
定員 20 人 (先着制)
回数 1回
受講料 0 円
教 材 レジュメ資料ほか
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間

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日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
2月17日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 鄭 林根 デロイトトーマツ 中国サービスグループ ディレクター、中国律師

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