大人のための音読講座（ワークショップ付朗読会）三鷹ゆかりの作家たち（２８）
神沢利子の作品「銀のほのおの国」（福音館書店）その２

講座趣旨

　定員に達したためお申し込み受付を終了しました。キャンセル待ちをご希望の方は事務局へお問い合わせください。

◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。

　これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか？ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
　講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

　三鷹市在住の児童文学作家 神沢利子のファンタジー物語を、２月に続けて取り上げます。たかしとゆうこの家の壁にずっと昔から飾られていたトナカイの剥製。ある日、二人はそのトナカイに、壁の向こうの無限に広がる草原へとひきずりこまれる。トナカイの名は「はやて」。そこは、かつて「はやて」が王として支配する平和な国だったが、「青イヌ」（オオカミ）に侵略された過酷な世界に変わっていた・・・日本で生まれた本格ファンタジーの傑作を、楽しみながら、想像力を豊かに膨らませて音声化していきましょう。