大人のための音読講座（ワークショップ付朗読会）三鷹ゆかりの作家たち（２７）
神沢利子の作品「銀のほのおの国」（福音館書店）その１

講座趣旨

◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。

　これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか？ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
　講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

　三鷹市在住の児童文学作家 神沢利子のファンタジー物語を、2月3月と取り上げます。
　たかしとゆうこの家の壁には、もうずっと前から剥製のトナカイの首が飾られている。
そのトナカイが魔法にかかっていて、それがとけたとしたら…壁の向こうに無限に広がる草原に二人はひきずりこまれ、トナカイを追う冒険が始まる。日本で生まれた本格ファンタジーの傑作を、楽しみながら、想像力を豊かに膨らませながら音声化していきましょう。