講座詳細

太宰を読む百夜百冊その２　
太宰文学と太宰賞から生まれた小説たち

D1451000

講座趣旨

　昭和14（1939）年、三鷹に転居してきた太宰治。以後約9年の間に、「走れメロス」や「ヴィヨンの妻」「人間失格」など数多くの作品が執筆されました。三鷹ゆかりの作家、太宰治について、没後60年・生誕100年を記念して、平成25年5月まで開催した「太宰を読む百夜百冊」の意義を引き継ぎ、後継の文学講座として「太宰を読む百夜百冊 その２」を開催します。各回の講師がそれぞれ自身の思いを重ねて太宰治の作品を語っていただきます。また、ご専門分野を踏まえた独自の考察を語っていただきます。

※「太宰を読む百夜百冊 その２」の第1回目は講師２名による、対談スタイルの講座となります。

　筑摩書房が創設した、小説の新人賞である「太宰治賞」。太宰治没後50年を機に、三鷹市と共同主催の形となりました。この賞からは、吉村昭、加賀乙彦、金井美恵子、秦恒平、宮尾登美子、宮本輝、福本武久、津村記久子などの多くの作家を輩出しています。
　小川洋子さんには太宰治賞の選考委員の目線から、また、松田哲夫さんには筑摩書房編集者としての目線から、太宰文学の魅力や太宰治賞の作家や作品についてお話ししていただきます。

講座概要

講座日程 2015年 1月23日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 60 人
回数 1回
受講料 一　　　　　般　1,000 円
市　　　　　民　800 円
市民在勤・在学　800 円
市　民　学　生　600 円
会　　　　　員　500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間

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日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
1月23日 		19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 小川　洋子　作家
松田　哲夫　編集者［元筑摩書房専務取締役］・書評家

講師

小川 洋子（オガワ ヨウコ） 作家
　昭和37（1962）年、岡山県生まれ。小説家。早稲田大学卒業後、昭和63年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。平成2年「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。平成16年「博士の愛した数式」で読売文学賞および本屋大賞（書店さんが選ぶ一番売りたい本）を受賞、平成18年映画化される。平成17年「薬指の標本」がフランスで映画化される。その他の著書に「ホテル・アイリス」「沈黙博物館」「アンネ・フランクの記憶」「ブラフマンの埋葬」「ミーナの行進」「ことり」など多数。内田百�諒験愍沺�芥川賞、読売文学賞、河合雄物語賞の選考委員のほか、平成16年から太宰治賞の選考委員を務める。
松田 哲夫（マツダ テツオ） 編集者（元筑摩書房専務取締役）、書評家
　昭和22（1947）年、東京都生まれ。筑摩書房の書籍編集者として「ちくま文学の森」や「老人力」などのベストセラーを生み、「ちくま文庫」を創刊。編者として手がけた「中学生までに読んでおきたい日本文学」では、その個性豊かなラインナップで大人の読者も魅了した。また、三鷹市と筑摩書房の共同主催で復活した太宰治賞の推進役も務めた。著書に「印刷に恋して」「『本』に恋して」「縁もたけなわ」など。TBS系テレビ「王様のブランチ」コメンテーターを12年半務め、現在は、NHK「ラジオ深夜便」書評コーナー担当。

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