講座詳細

人生100年時代を考える 10月
日本経済再生の道を探る―日銀の異次元金融緩和政策を総括し、これからの成長戦略を考える

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講座趣旨

(一社)ビューティフルエージング協会寄付講座
人生100年時代を考える

 わが国は世界に例をみない急激な少子高齢化がすすんでおり、社会の在り方を抜本的に見直す時期にきています。人生100年時代の社会で、充実し安心して生活するためには、若いうちから学び、働き、人生設計を考えることが大切です。そのためには、国等に依存する(公助)だけでなく、地域での助け合い(共助)、自助努力(自助)が重要になっています。ビューティフルな人生を送るためには、自らを育てる“育自”が必要なのです。本講座では、高齢者から若い世代の方々へ「学び方」「働き方」「生き方」を考えていただく機会を提供していきます。

講座概要

講座日程 2023年10月18日 (水)
時間 15:00〜16:30
定員 20 人 (先着制)
回数 1回
受講料 0 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月19日(火)午前9時30分〜10月17日(火)午後9時

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
10月18日
15時00分〜16時30分 三鷹ネットワーク大学 浦田 健一郎 日本経済再生の道を探る―日銀の異次元金融緩和政策を総括し、これからの成長戦略を考える
 我が国は過去10年、デフレと低成長から脱出するため、アベノミクス(金融政策・財政政策・成長政策)と日銀による異次元金融緩和(マイナス金利)政策を実施してきた。2016年にイールドカーブ・コントロール(長期国債の日銀購入による長期金利引下)を導入し、低金利と円安を実現した。その結果、円安により企業利益は増えたが賃金は上がらず、近年の輸入インフレによる物価上昇により、国民生活を圧迫している。主要国比較で、一人当たりGDPや実質賃金は年々低下し、日本の経済的地位は大きく下がっている。また、日銀は低金利を実現するため、大量の長期国債(500兆円)を市場から買い入れている。しかし、市場から購入する国債が不足するなど、市場機能が損なわれている。そもそも、金融政策のみで経済成長や賃金上昇を実現することはできないし、放漫財政を助長した。人口減少がすすむ日本経済を再生し、国民の幸福度を高めるためには、規制緩和、労働生産性向上、財政健全化、社会保障制度改革、教育改革などに取り組む必要がある。そのためには今後何が必要か一緒に考えたい。
◆◆シニア世代を対象とした講座です◆◆

講師

浦田 健一郎(うらた けんいちろう) ファイナンシャル・プランナー、BAA顧問
 BAA認定ライフデザイン・アドバイザー、確定拠出年金投資指導者、ファイナンシャル・ プランナーとして、企業および地域教育機関でライフプラン、投資教育、年金教育の講師を務めている。日本年金学会会員として、公的年金・企業年金について調査研究、政策提言をおこなっている。

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