講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち (114)
太宰治「薄明」(その2)

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講座趣旨

大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です

【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)

 次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、12月18日(日)を予定しています。

 

講座概要

講座日程 2022年11月19日 (土)
時間 10:30〜12:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 10月18(火)午前9時30分〜11月18日(金)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
11月19日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 太宰 治「薄明」(その2)
 今年は、太宰治の妻津島美知子の生誕110年にあたります。
10月から12月まで取り上げる作品「薄明」は、戦争が激化する中、妻美知子の故郷甲府へと疎開する様子や、空襲の中、右往左往する様子が臨場感たっぷりに書かれています。11月は、子ども二人が目の病に罹ってしまうという場面です。特に、長女園子(太宰治の長女の実名)の病状はひどく、その様子を目の当たりにして子を思う父親の気持ちが吐露されています。そしてついに、心配していた焼夷弾の攻撃が…蒲団をかぶって逃げ惑う様子、緊迫感の表現は想像力を働かせましょう。ようやく避難場所に落ち着いてからの様子、妻子を置いて家の焼け跡を見に行くときの心情など、いずれも読みごたえのある場面です。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れる。文化庁の芸術家派遣事業登録アーティスト。12月17日(土)に三鷹市で行う自主企画「響き合いプロジェクトvol.5」では、原の朗読師匠である長谷由子と共演。来年2月17日(金)には、太宰治文学サロン「朗読会」に出演する。

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