講座詳細

東京女子大学企画連続セミナー「世の中、こうして回っている2.0」【オンライン講座】
ー経済のイロハが分かれば、インフレ/デフレ、円高/円安、コロナ危機までニュースは理解できる

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講座趣旨

 現代の社会では、あらゆる人が「経済」の仕組みのなかで暮らしています。身近なところでも、私たちが新聞記事やテレビ、インターネットサイトのニュースで「価格」「賃金」「市場」「企業」といった用語をひとつも目にしない日はないと言えます。とはいえ、これらの記事を読むだけでは正確に理解するのはなかなか難しいのが現実です。
 4回のオンライン講座からなる本セミナーでは、英国の古典小説『ロビンソン・クルーソー漂流記』や時事ニュースを題材として、受講者が基本的な経済の仕組みを理解することを目指します。そのため、「経済とは何か」から始めて、お金が果たす役割や物価水準に影響する仕組み、国際貿易がもたらす利益や為替相場について基本を学びます。併せて、一昨年から世界中でまん延した新型コロナウイルス感染症が実体経済にどのような影響を及ぼしているかについても、それぞれの講義で触れていきます。
 様々な経済事象を読み解くための能力(リテラシー)を身に付けるきっかけとして、本セミナーに参加してみませんか?

『コロナ禍経済トピックス』コーナー
 各回の講義内容に合わせて、コロナ危機の経済への影響、具体的には大きなマイナス成長となった実体経済やその回復状況などについて分かりやすく解説します。

※ 本セミナーは2021年7月に(全3回)で開催した連続セミナー「世の中、こうして回っている―経済のイロハが分かれば、仮想通貨、格差までニュースは理解できるー」の内容をバージョンアップしたものです。

こちらのサイトからお申し込みください。Peatixからのお申し込みとなります。
https://keizainoiroha202111.peatix.com/


<留意事項>
・Zoomオンライン会議システムを使った「オンライン講座」です。インターネット環境と端末については、ご自身で用意してください。

講座概要

講座日程 2021年11月24日 (水)
 〜2021年12月15日 (水)
時間 下記をご確認ください。
定員 24 人 (先着制)
回数 4回 (通し受講のみ)
受講料 3,500 円
教 材 講座レジメほか
難易度 ★☆☆
会 場 下記をご確認ください。
申し込み Peatixでのお申し込み・お支払いです。左のリンクからお申し込みください。
受付期間 10月19日(火)午前9時30分から11月24日(水)正午まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
11月24日
19時00分〜20時30分 Zoomオンライン 荒巻 健二 経済とは何か
 英国の古典小説『ロビンソン・クルーソー漂流記』(※)の自給自足生活を題材に、現代社会において私たちの経済がどのようにして回っているかを感覚的に理解します。そのうえで、景気の循環や経済活動の規模の測り方など基本的な用語を学び、経済ニュースの理解を図ります。
※ 18世紀の英国小説、ダニエル・デフォー作。船が難破し仲間全員が溺死するなか、ただ1人無人島に 漂着し28年生き延びた船乗りの話
第2回
12月 1日
19時00分〜20時30分 Zoomオンライン 荒巻 健二 お金は何のためにあるのか〜通貨の機能とインフレ・デフレ
 私たちの日々の生活で使うお金は何のためにあるのでしょうか。お金が果たす機能を理解し、お金を融通する活動と言える金融の果たす役割を具体的に考えます。また、物価、インフレ・デフレの意味を理解するとともに、日本経済が陥った長期のデフレ、日銀が目指す2%のインフレ目標について考えます。
第3回
12月 8日
19時00分〜20時30分 Zoomオンライン 荒巻 健二 なぜ外国と貿易をするのか
 外国との自由な貿易は良いこととされますが、それはなぜでしょう か。分かりやすい例を用いて自由貿易の利点を考えます。逆に貿易 制限(保護貿易)は避けるべきと言われますが、なぜ現実には保護主義的政策がとられ貿易摩擦が生じるのか、についても考えていきます。
第4回
12月15日
19時00分〜20時30分 Zoomオンライン 荒巻 健二 何が為替相場を動かすのか〜為替レートと国際通貨危機
 私たちの日々の生活に直接間接に影響を及ぼす為替相場はどのような要因によって動いているのでしょうか。また、為替相場の変動は経済にどのように関わってくるのでしょうか。1990年代後半のアジア通貨危機のように為替レートが大きく下落する国際通貨危機の メカニズムについても考えます。

講師

荒巻 健二(あらまき けんじ) 東京女子大学特任教授・東京大学名誉教授
1974年 一橋大学社会学部卒業
1976年 一橋大学法学部卒業・大蔵省入省
1980年 オックスフォード大学大学院経済学修士
1987年 IMF財政局エコノミスト
1996年 大蔵省国際金融局開発金融課長
1997年 長崎大学経済学部教授
1999年 経済企画庁調整局財政金融課長、京都大学客員教授
2001年 京都大学経済学博士
2004年 東京大学大学院総合文化研究科教授
2014年 ロンドン大学東洋アフリカ研究学院客員教授
2017年 東京女子大学現代教養学部特任教授
(主な著書)
『日本経済長期低迷の構造−30年にわたる苦闘とその教訓−』2019年 東京大学出版会
“Japans Long Stagnation, Deflation, and Abenomics Mechanism and Lessons” 2019 Palgrave Macmillan
『金融グローバル化のリスク−市場の不安定性にどう対処すべきか―』2018年 日本経済新聞出版社
『アジア通貨危機とIMF−グローバリゼーションの光と影−』1999年 日本経済評論社

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