講座詳細

数学はこんなに面白い!11 12月
「宇宙の起源と数学」

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講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうしてその応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。
 2020年度も毎月1回開催していきます。
12月のテーマは、「宇宙の起源と数学」です。
 
 今回は特別編として、東京大学名誉教授の小林富雄先生と小林一章先生、お二人で講義を行います。


本講座はオンライン (Zoom) でも受講できます!
オンラインでライブ配信します。


・受講料:無料
・定員:90人(先着制)
・備考:資料無し、視聴のみで質問不可となります。ご了承ください。※見逃し配信あり

オンラインでの受講希望の方は、下のリンクからお申し込みください。
【お申込みリンク】
https://suugakuomosiro20201203.peatix.com

配信にはオンライン会議アプリのZoomを使用します。ご自宅などからご参加ください。

講座概要

講座日程 2020年12月 3日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 20 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学またはオンライン
申し込み 本講座はオンラインでも配信します(受講料無料、資料無し)。オンラインでの受講希望の方は、左のリンクからお申し込みください。
受付期間 11月4日(水)午前9時30分〜12月2日(水)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
12月 3日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学またはオンライン 小林 一章
小林 富雄
【教室受講】
宇宙の起源と数学

 自然界の現象を解明する物理学は、数学を用いて記述されます。この10年間で、天文学や極微の世界を探る素粒子物理学の分野では、大きな発見が相次ぎました。素粒子の質量の起源となるヒッグス粒子の発見や、重力波の検出、巨大ブラックホールの撮像などです。これらを記述する理論や、その基礎となる数学についても触れながら、今後解明が進むと期待される宇宙の起源に関する最前線の研究のいくつかを紹介したいと思います。

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京都生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に『曲面と結び目のトポロジー』(朝倉書店、1992年)、『空間グラフの理論』(培風館、1995年)など。
(公財)数学オリンピック財団元理事長。 2019年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章。
小林 富雄(こばやし とみお) 東京大学名誉教授
 1950年千葉県生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻卒業。東京大学素粒子物理国際研究センター助手、助教授を経て、1993年より同センター教授、2015年より同大学名誉教授。2015年から2020年まで高エネルギー加速器研究機構において、国際連携推進室長や研究支援戦略推進部長を務めた。専門は素粒子物理学。世界最高エネルギー加速器を用いた国際共同研究を行い、グルーオンやヒッグス粒子の発見などに貢献した。著書は「神の素粒子ヒッグス: 究極の方程式はどう創られたか?」(日本評論社)、「超対称性理論とは何か」(講談社ブルーバックス)など。

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