講座詳細

身のまわりの天然物から産まれた毒と薬の化学

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講座趣旨

“もっと科学に親しもう!”7
 AI(人工知能)が囲碁や将棋で人間に勝ち、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が私たちの生活や産業を大きく変えています。また、宇宙ではダークマターやダークエネルギーの存在が明らかになり、アインシュタインが出した宿題の重力波まで発見されました。
 こうした最先端の科学や技術の課題を取り上げ、多くの方々にわかりやすく紹介するのが、本講座のねらいです。皆さまのご参加をお待ちしております。

講座概要

講座日程 2019年12月19日 (木)
時間 19:00〜20:30
定員 50 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 11月19日(火)午前9時30分より

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
12月19日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 長澤 和夫  私たち人類は古代から現代まで、常に身のまわりの植物や動物に含まれる天然物から数多くの恩恵を受けてきました。例えば病気を治す薬として、また逆に毒として、時には香水や香辛料としても活用してきました。そしてこれらが全て化学構造を持つ化合物に由来することがわかり始めたのは、つい200年くらい前のことです。本講座では、歴史を変えて来た天然物や、薬として活用されてきた天然物について、薬が効くメカニズムにも触れながら紹介します。また天然物を用いる最新のがん化学療法についても紹介しようと思います。

講師

長澤 和夫(ながさわ かずお) 東京農工大学大学院工学研究院 教授
 1988年早稲田大学理工学部卒業。90年同大学大学院理工学研究科修士課程修了。93年同大学大学院理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。93年理化学研究所研究員。2001年東京大学分子細胞生物学研究所助教授。2004年東京農工大学大学院助教授。2009年より現職。化学(分子)から生命現象を探ることをモットーに、生理活性天然物の化学全合成、抗がん剤開発などの研究に従事。有機合成化学協会事業委員、日本薬学会関東支部幹事、日本核酸学会理事等。

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