講座詳細

アストロノミー・パブ11月
地上の太陽―1億2千万度への挑戦

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講座趣旨

国立天文台企画サロン アストロノミー・パブ
 アストロノミー・パブは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。前半はホストとゲストによる「トークタイム」、後半は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。

講座概要

講座日程 2019年11月16日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 25 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数 1回
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 10月8日(火)午前9時30分〜10月29日(火)午後5時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
11月16日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:高畑 一也
ホスト:矢治 健太郎
 恒星の中で自然に起こっている核融合を地上で実現できれば、地球のエネルギー問題が解決するのではないか、これが「核融合発電」 構想が生まれたきっかけである。しかし、その実現には大きなハードルがあり、いまだ実現には至っていない。まず水素同位体を1 億2,000 度まで加熱した「プラズマ」という状態を作り出す必要がある。その超高温のプラズマ生成に挑戦したのが大型ヘリカル装置(LHD)である。当日はLHD が経験した様々な挑戦を紹介したい。

講師

高畑 一也(たかはた かずや) 自然科学研究機構 核融合科学研究所 教授
 総合研究大学院大学 物理科学研究科 核融合科学専攻 教授。1989 年大阪大学大学院工学研究科原子力工学専攻後期課程中途退学。同年より核融合科学研究所に勤務し、世界最大級のプラズマ生成装置「大型ヘリカル装置」の建設に従事。主に超伝導コイルの設計・製作を担当。現在は核融合炉用超伝導コイルの開発研究に従事。
 高校時代、吉川庄一『核融合への挑戦(ブルーバックス)』(講談社、1974 年)を読んでから、一途に核融合発電の夢を追い続けている。
矢治 健太郎(やじ けんたろう) 自然科学研究機構 核融合科学研究所 URA職員(特任専門員)
 大阪府出身。東京大学教養学部卒。総合研究大学院大学博士課程単位取得退学。かわべ天文公園、国立天文台、立教大学理学部、再度、国立天文台を経て、現在、核融合科学研究所研究力強化戦略室URA 職員(特任専門員)。著書に『太陽と地球の不思議がわかる本』(PHP 研究所、2009 年)、ただし絶版。
 国立天文台時代の経験をもとに、現在、核融合研究の広報普及活動に日々精進中。声が大きくて、顔が広くて、いつも緑色。

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