講座詳細

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち(77)
〜森 鴎外の「普請中」より その1〜

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講座趣旨

大人のための音読講座・三鷹ゆかりの作家たち
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。

講座概要

講座日程 2019年10月16日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 10 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月3日(火)午前9時30分より

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
10月16日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ  太宰治が憧れて、同じお寺にお墓を・・・と生前、願ったのは有名な話です。三鷹の禅林寺で太宰治と斜めに向かい合って眠る、森鴎外の作品を2回に渡って取り上げます。
 明治43年6月に発表された作品で、タイトルの「普請中」は日露戦争後、日本が近代国家を目指して体制を整えている途上の状態に重ねていると思われます。主人公渡辺がドイツにいた頃の愛人が日本を訪ねてくるという内容ですが、文章や台詞の所々に、当時の日本の雰囲気が現れています。微妙な二人の心理描写を音声化していきましょう。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。生誕110年の今年は、11月7日(木)に三鷹市芸術文化センター星のホールにて、太宰治生誕110年特別記念公演「太宰に導かれて〜故郷 母へ寄せる想い〜」を開催する。

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