講座詳細
数学はこんなに面白い!9 12月
ホモロジー群
講座趣旨
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。
2018年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
講座概要
講座日程 | 2018年12月 6日 (木) |
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時間 | 10:00〜11:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 11月6日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 12月 6日 |
10時00分〜11時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小林 一章 | ホモロジー群 位相幾何学の分野で、最も古くに設定された位相不変量です。 位相空間 Xに対し、定義されたある量σ(X) が位相不変量とは、位相空間X_1 とX_2 が同相なら、σ(X_1 ) = σ(X_2)となる量のことです。この量は数であったり、多項式であったり、群であったりします。ホモロジー群は、その名のとおり群であって、しかも可換群です。 今回は、このホモロジー群についてお話しします。 |
講師
小林 一章(こばやし かずあき) | 東京女子大学名誉教授
1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に『曲面と結び目のトポロジー』(朝倉書店)、『空間グラフの理論』(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。 |