講座詳細
ブラウン・スイス種は時代を変える!
―未知なる可能性を秘めた乳用牛を科学する
※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。
講座趣旨
日本獣医生命科学大学は、「人と動物の生命はひとつ」を合言葉に、最先端の獣医学と動物の保健看護、産業動物の生産と供給、安全な食品の流通と食育、食の安全など、新しい生命科学を探究している大学です。
本講座は、同大学の最新の研究成果を交えて、生命と食料生産のあり方を考えます。
講座概要
講座日程 | 2018年12月 1日 (土) |
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時間 | 15:00〜16:30 |
定員 | 70 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 0 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 日本獣医生命科学大学 E棟 7階 実習室(2) |
受付期間 | 11月6日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
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第1回 12月 1日 |
15時00分〜16時30分 | 日本獣医生命科学大学 E棟 7階 実習室(2) | 長田 雅宏 | 牛肉としても,とても魅力的な牛!! ブラウン・スイス種をご存知ですか? スイスの山岳地帯を原産とするブラウン・スイス種は乳肉兼用種です。乳製品に適した生乳を生産し、多くのチーズ愛好家に親しまれていますが、その牛肉は低脂肪で、おいしさの指標であるオレイン酸含有量が多く、剪断値も低くいことから柔らかく美味しいと評価されています。関東地域では栃木県霧降高原大笹牧場で飼養され、多くの観光客がその魅力を感じ、おいしさを堪能しいます。 当大学では、この希少なブラウン・スイス種に注目し、研究を進めています。どうしたらこの牛が増えるのか、おいしさを伝えるためにはどんな事業を展開すべきか。今回はこの牛肉をテーマに、実際に皆様に召し上がっていただき、そのおいしさを伝えたいと思います(簡単なアンケート)。本来の牛肉の醍醐味は「うま味」です。脂肪交雑を評価する時代から旨味へと移っています。是非この機会に期待のホープ、「ブラウン・スイス種」の牛肉の魅力を感じてみませんか。 |
講師
長田 雅宏(おさだ まさひろ) | 日本獣医生命科学大学 准教授
1964年生まれ。86年東京農業大学農学部畜産学科を卒業後、静岡県畜産技術研究所の研修生を経て、富士開拓農業協同組合普及指導課に勤務し、14年間に亘り営農指導に従事。2002年、研究技術員として本学付属牧場である富士アニマルファームに勤務。09年、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了。14年より現在に至る。 これまでに、都府県酪農における自給飼料生産と収益性に関する研究を主に、後継牛確保の得策、性選別技術の展開可能性について調査研究を行っている。専攻は環境共生学・畜産経営学。 酪農に興味をもっていたので、大学卒業後は農業改良普及員として酪農家とともに現場で多くの経験を積みました。現場から教わる姿勢が何よりも大切であることを学び、これを大学教育に結び付けたいという思いから、02年に大学に勤務、11年に教員となり、研究・教育に従事してきました。研究も教育も現場と向き合って得た情報は、座学によって堅固なものとなります。この信念を貫きながら、今は学生の成長とともに自らが成長することを実感し、人生を楽しく過ごしています。 |