講座詳細
数学はこんなに面白い!8 特別編 12月
共形場理論の愉しみ
講座趣旨
現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
12月のテーマは「共形場理論の愉しみ」です。
今回は特別編として、東京女子大学名誉教授の小林一章先生と日本大学理工学部一般教育教室物理系列助手の江成隆之先生、お二人で講義を行います。
【12月の内容】
共形変換に対する不変性をもつ場の量子論のことを、共形場理論とよびます。共形変換とは、空間のある1点で交わる2曲線の接線のなす角を、不変にするような座標変換です。このような座標変換に対する不変性は、直観的には非常に特殊なように思えます。ところが、共形場理論は、物性理論から素粒子論まで物理学の様々な場面で登場します。これは一体どういうことなのでしょうか?
本講座の目的は、共形場理論がどのような状況で活躍するのか、どういった特徴をもつのかをお話しすることです。実は、理論を考える空間の次元によって様相が大きく異なり、特に2次元の場合は複素解析が重要な役割を果たします。
月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2017年度も4月から毎月1回開催をしていきます。
12月のテーマは「共形場理論の愉しみ」です。
今回は特別編として、東京女子大学名誉教授の小林一章先生と日本大学理工学部一般教育教室物理系列助手の江成隆之先生、お二人で講義を行います。
【12月の内容】
共形変換に対する不変性をもつ場の量子論のことを、共形場理論とよびます。共形変換とは、空間のある1点で交わる2曲線の接線のなす角を、不変にするような座標変換です。このような座標変換に対する不変性は、直観的には非常に特殊なように思えます。ところが、共形場理論は、物性理論から素粒子論まで物理学の様々な場面で登場します。これは一体どういうことなのでしょうか?
本講座の目的は、共形場理論がどのような状況で活躍するのか、どういった特徴をもつのかをお話しすることです。実は、理論を考える空間の次元によって様相が大きく異なり、特に2次元の場合は複素解析が重要な役割を果たします。
講座概要
講座日程 | 2017年12月 7日 (木) |
---|---|
時間 | 10:00〜11:30 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 11月7日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
---|---|---|---|
第1回 12月 7日 |
10時00分〜11時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小林 一章 東京女子大学名誉教授 |
講師
小林 一章(こばやし かずあき) | 東京女子大学名誉教授
1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学 |
江成 隆之(えなり たかゆき) | 日本大学理工学部一般教育教室 物理系列助手
福島県生まれ。現在、日本大学理工学部一般教育教室助手。専門は素粒子論と数理物理学。中学2年生までは数学がどうにもならない程苦手だったが、解ける喜びを知って以来好きになった。その後、大学で機械工学を学んでいたが、好きになった数学を使って何かしたいという思いから、物理学に転向した。 最近は(超)共形場理論の数理的側面に興味をもっている。 |