講座詳細

アストロノミー・パブ2017年10月 
アルマは一日にしてならず

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講座趣旨

  アストロノミー・パブとは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。

 チリの高地に建設され、2011年の科学観測開始以来さまざまな天体の驚くべき姿を次々に明らかにしている、巨大電波望遠鏡アルマ。アルマは北米・日本・欧州の3つのプロジェクトがひとつに融合してできた国際プロジェクトで、日本で最初の構想が話し合われたのは実に34年も前のことでした。その頃から計画に関わり、建設期には8年をチリで過ごした、ゲスト(長谷川 哲夫)が、アルマの最新の研究成果も交えながら、建設のさまざまなエピソードを語ります。

講座概要

講座日程 2017年10月21日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 25 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数 1回
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月5日(火)午前9時30分〜10月3日(火)午後5時まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
10月21日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:長谷川 哲夫 国立天文台 上席教授
ホスト:平松 正顕 国立天文台チリ観測所 助教

講師

長谷川 哲夫(はせがわ てつお) 国立天文台 上席教授
 1955年、栃木県生まれ。東京大学大学院理学系研究科天文学専門課程(修士課程)修了。理学博士(東京大学)。専門分野は電波天文学。80年、東京大学東京天文台(国立天文台の前身)助手として、野辺山の45m電波望遠鏡の建設に参加。88年、東京大学天文学教育研究センター助教授となり、日本とチリに自作の小型電波望遠鏡を設置して天の川を研究。2000年より、国立天文台教授としてアルマプロジェクトチームに参加。特に08年からはチリに赴任し、国際共同建設の副プロジェクトマネジャー、国立天文台チリ観測所初代所長を務めた。16年、日本に帰任。
平松 正顕(ひらまつ まさあき) 国立天文台チリ観測所 助教
 1980年、岡山県生まれ。博士(理学)。専門は電波天文学。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻での大学院生時代を国立天文台三鷹で過ごし、2008年から台湾中央研究院天文及天文物理研究所で研究に従事。11年3月より、国立天文台アルマ推進室(現チリ観測所)助教・教育広報主任を務める。天文学普及プロジェクト「天プラ」の共同設立者として様々な天文グッズ開発やイベント企画にも参加。

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