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講座詳細
アジアとの連携で日本企業を元気に(第4回)
辺境からみた大国中国―主権返還20年後の香港―
講座趣旨
本講座は、アジア経済の動きを捉え、アジア市場を取り込む日本企業のビジネス展開について、10回に渡り講義していきます。講師陣は、亜細亜大学・前学長の池島政広氏を筆頭に、アジアビジネスについて精通する講師を迎え、最新の情報を取り入れながら分かりやすく講義してまいります。
今年度も、亜細亜大学寄付講座・西武信用金庫後援、亜細亜大学、西武信用金庫、アジア・国際経営戦略学会、アジアコンテンツビジネス研究会共同企画として開催いたします。
アジアにご関心のある企業の方々、あるいは今動いているアジアのホットな話題に触れたい市民の方々にご参加いただければ幸いです。
香港がイギリスの植民地から中国の特別行政区になって20年になる。大方の予想に反して、返還直後にアジア通貨危機、鳥インフルエンザ、さらに2003年にSARSに見舞われた香港の経済が失速したのに対して、中国は急激な経済成長を遂げ、経済大国の仲間入りを果たした。2000年代初頭に現れた、中国の経済発展が周辺諸国の成長に悪影響を及ぼすという「中国脅威論」から「中国機会論」に変わった。香港の経済も中国当局の支援や中国本土からの波及効果により、2003年後半以降V字回復を果たした。
しかし中港相互の経済関係深化の中、双方の矛盾が急速に顕在化した。政治面の対立だけではなく、中港「経済融合」がさまざまな摩擦を生み、「香港独立」の主張まで登場するようになった。これまでの香港の歩みをふりかえり、先を見据えることかできるか、また、香港の経験を中国周辺地域のアジア諸国が中国との関係において参照・利用・共有できるかを考えたい。
今年度も、亜細亜大学寄付講座・西武信用金庫後援、亜細亜大学、西武信用金庫、アジア・国際経営戦略学会、アジアコンテンツビジネス研究会共同企画として開催いたします。
アジアにご関心のある企業の方々、あるいは今動いているアジアのホットな話題に触れたい市民の方々にご参加いただければ幸いです。
香港がイギリスの植民地から中国の特別行政区になって20年になる。大方の予想に反して、返還直後にアジア通貨危機、鳥インフルエンザ、さらに2003年にSARSに見舞われた香港の経済が失速したのに対して、中国は急激な経済成長を遂げ、経済大国の仲間入りを果たした。2000年代初頭に現れた、中国の経済発展が周辺諸国の成長に悪影響を及ぼすという「中国脅威論」から「中国機会論」に変わった。香港の経済も中国当局の支援や中国本土からの波及効果により、2003年後半以降V字回復を果たした。
しかし中港相互の経済関係深化の中、双方の矛盾が急速に顕在化した。政治面の対立だけではなく、中港「経済融合」がさまざまな摩擦を生み、「香港独立」の主張まで登場するようになった。これまでの香港の歩みをふりかえり、先を見据えることかできるか、また、香港の経験を中国周辺地域のアジア諸国が中国との関係において参照・利用・共有できるかを考えたい。
講座概要
講座日程 | 2017年12月13日 (水) |
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時間 | 18:30〜20:00 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 0 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 11月7日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 12月13日 |
18時30分〜20時00分 | 三鷹ネットワーク大学 | 容 應萸 亜細亜大学経営学部教授 |
講師
容 應萸(よう おうゆ) | 亜細亜大学経営学部教授
東京大学大学院社会学研究科国際関係専門課程博士課程修了。社会学博士(東京大学)。国立シンガポール大学専任講師、ハーバード・イェンチン研究所員、イェール大学訪問学者、亜細亜大学経営学部教授。研究領域は近代日中関係史、国際関係論、現代中国研究。主な業績は『香港開埠與関家』、“The Chinese Education Mission in the 1870s: Comparison with the Chinese Students in Japan in the 1900s”、 「地域的キリスト教家族からグローバル家族への展開」、“Japanese-American-Chinese Cross-Cultural Contacts in 1870s-1880s New Haven”。 |