講座詳細
大人のための音読講座(ワークショップ付朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち(47)
第32回太宰治賞受賞作品 夜釣十六の「楽園」より その2
講座趣旨
◆みなさんで声に出して作品を味わいます…。
これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付の講座です。
9月に続いて、筑摩書房と三鷹市の共同主催で行われている太宰治賞の今年の受賞作品「楽園」を取り上げます。「引き継いでもらいたいものがある」という葉書を受け取り、顔も知らない祖父を訪ねていった主人公・圭太。夜ごと戦争の記憶を聞かされるうち、圭太はまるでそれが自分自身の体験であるような錯覚に陥ります。戦後70年以上が経ち、戦争の語り部が減少している今、記憶をどう継承していくのかも考えさせられる作品です。また、想像力を膨らませるような細かい描写も楽しみながら音声化しましょう。
講座概要
講座日程 | 2016年10月16日 (日) |
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時間 | 10:30〜12:30 |
定員 | 10 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 一 般 2,000 円 市 民 1,600 円 市民在勤・在学 1,600 円 市 民 学 生 1,200 円 会 員 1,000 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 9月20日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 10月16日 |
10時30分〜12時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 原 きよ フリーアナウンサー・朗読家 |
講師
原 きよ(はら きよ) | フリーアナウンサー・朗読家
元OBS大分放送アナウンサー、語りを「朗読日和」(2007年、彩流社)著者の長谷由子に師事。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。生誕100年からは、毎年、生誕祭の6月19日に、太宰の生地、青森県五所川原市金木「太宰治疎開の家 津島家新座敷」での朗読会に出演。音楽家との共演も多く、毎年1月には、三鷹市芸術文化センター主催のニューイヤーファミリーコンサートに出演。 11月4日(金)には、語り師匠の長谷由子と「三鷹ゆかりの文豪 森鴎外と太宰治」(仮)の公演を予定している。 |