講座詳細
X線でみる宇宙の姿
講座趣旨
「ヒッグス粒子」「宇宙のスプライト」「深海のダイオウイカ」など、科学の世界にはこれまで知られていなかった驚きの事実がたくさんあります。また、日常生活の中にも科学の眼を通してみると、まったく新しい視点がひらけてくるようなできごとが数多く散らばっています。こうした誰にでも興味が持てるような題材を選んで、その核心にわかりやすくせまっていこうというのが、この講座のねらいです。講師の方々と気軽にディスカッションをしましょう。
天体の発する電磁波のうち地上に到達できるのは、可視光と電波のみで、それ以外はいずれも大気で吸収や散乱を受け、地上に届かない。そのため人類の宇宙観は長らく、可視光による情報のみに基づいていた。しかし、ロケットや人工衛星などの飛翔体の発展により、大気圏外から赤外線、紫外線、X線、ガンマ線などを用いた宇宙観測が可能になり、可視光ではわからなかった驚くべき天体の姿が明らかになってきた。本講座ではそのうち特に、X線を用いて明らかになった宇宙像をご紹介する。
講座概要
講座日程 | 2016年10月20日 (木) |
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時間 | 19:00〜20:30 |
定員 | 50 人 (先着制) |
回数 | 1回 |
受講料 | 500 円 |
難易度 | ★☆☆ |
会 場 | 三鷹ネットワーク大学 |
受付期間 | 9月6日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 |
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第1回 10月20日 |
19時00分〜20時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 牧島 一夫 国立研究開発法人理化学研究所 グローバル研究クラスタ 宇宙観測実験連携研究グループ グループディレクター |
講師
牧島 一夫(まきしま かずお) | 国立研究開発法人理化学研究所 グローバル研究クラスタ 宇宙観測実験連携研究グループ グループディレクター 東京都生まれ。理学博士。 東京大学理学部物理学科卒業、同大学大学院理学系研究科修士課程修了。宇宙科学研究所助手、東京大学助教授を経て、1995年より同大学大学院理学系研究科教授、2015年3月退職。2001年より2009年まで、理研宇宙放射線研究室主任研究員を兼務。2010年よりグループディレクター兼チームリーダー。2015年「X線観測による中性子星の強磁場の研究」で日本学士院賞受賞 |