講座詳細

アストロノミー・パブ2016年10月 
重力波がついに捕えられた!

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講座趣旨

 アストロノミー・パブとは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。

 太陽のおよそ30倍の質量をもつブラックホール同士が衝突して合体するときに周囲の時空間を震わせて発生する「重力波」の「音」を、人類ははじめて「聴く」ことに成功しました。100年前にアインシュタインが存在を予言した「重力波」がついに捕えられたのです。重力波とはどんなものか。どのように発生するのか。どのようにして捕えるのか。なぜブラックホールだったのか。今後、どのようなものが捕えられ、何が分かるのでしょうか。

講座概要

講座日程 2016年10月15日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 25 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数 1回
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 9月6日(火)午前9時30分〜9月27日(火)午後5時まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
10月15日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:藤本 眞克 国立天文台 名誉教授
ホスト:梅本 智文 国立天文台野辺山宇宙電波観測所 助教

講師

藤本 眞克(ふじもと まさかつ) 国立天文台 名誉教授
 1948年、山口県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。理学博士。国立天文台名誉教授。専門は重力波天文学。天体からの重力波を捕えようとする検出装置の開発実験に大学院時代から45年間関わっている。国立天文台三鷹キャンパスに建設したTAMA300では現地責任者をつとめ、神岡に建設中のKAGRAでは広報委員の一人として広報普及に協力している。著書は「重力波天文学への招待」NHKブックスなど。
梅本 智文(うめもと ともふみ) 国立天文台野辺山宇宙電波観測所 助教
 1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれ、その質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わっている。2009〜12年にNHK教育テレビ高校講座・地学の講師も務めた。好きな飲み物は地ビール。海外出張時には地元のビールを好んで飲む。

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