これからの生き方を考える　１１月（第２回）
最後の意思を家族に残すには 〜遺言の効果とその作成のポイント〜

講座趣旨

　人生90年時代に、生涯にわたって心身ともに健康で過ごす「ビューティフルエージング」を実践するための、「気づきと話し合いの場」を提供させていただく講座です。
　テーマは「生きがい・健康・経済・コミュニケーション・趣味」など、これからの生き方を考えるために必要な話題を取り上げてまいります。学ぶことは、何時までも若さを保つ秘訣といわれています。受講者の皆様同志の交流の場としてもご活用ください。
　今月のテーマは「ライフプラン」です。シニアの円滑な終活に必要な準備について取上げます。

　最後の意思を遺言で残しておくことは、残された家族の間で財産を分ける際に大きな影響を及ぼします。単に金銭面・物質面でということもさることながら、それ以上に、家族の中で大きな存在感を示していた方の考えや希望、また、生前どのような思いで家族を見守っていたのかを知ることとなり、その意思を尊重して、円滑な財産分けが行いやすくなります。その遺言について、民法で定められている遺言の効力などを確認していただいた上で、実際に遺言を作っていただき、その後受講される方の間で感じたことを意見交換していただきます。