講座詳細

数学はこんなに面白い!5 10月
オイラー標数をめぐって

C1450500

講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうして、その応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。

 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだなと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2014年度も4月から毎月1回開催をしていきます。

【10月の内容】
 オイラー標数はグラフ理論や位相幾何学において重要な役割を担っています。例えば正多面体は5つあり、その各々の頂点数、辺数、面数は皆違いますがオイラー標数は5つとも2です。このような現象はどこに原因があるのでしょう。今回はオイラー標数の定義から始まって、次元が低いところでどのような性質を反映しているかを説明します。

講座概要

講座日程 2014年10月 2日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 30 人
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間

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日程 開催時間 会場 担当講師
第1回
10月 2日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章 東京女子大学名誉教授

講師

小林 一章(コバヤシ カズアキ)  1940年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に「曲面と結び目のトポロジー」(朝倉書店)、「空間グラフの理論」(培風館)など。(公財)数学オリンピック財団前理事長。

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