講座詳細

三鷹の夜☆月いち読書会 (第48回) 9月
〜科学と文学の間(あわい)に〜

※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。

この講座を申し込む

講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1つの作品をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ作品をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題作品はご自身で用意してください。

【今後の予定】
 2025年4月に始まった第5期では、村田沙耶香ら日本人作家のほか、英語圏以外の海外文学作品、アジアの翻訳文学作品も取り上げる予定です。
 第49回は、10月3日金曜日です。

講座概要

講座日程 2025年 9月 5日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 松崎有理「あがり」 (『あがり【新装版】』〈創元SF文庫〉所収)
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月5日(火)午前9時30分〜9月4日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
9月 5日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【読書会の流れ】本読書会は3部構成です。
第1部 参加者のみなさんの感想・意見など(30分程度)
第2部 第1部で出た感想・意見をもとにしたディスカッション(30分程度)
第3部 講師による解説・まとめ(30分程度)
【課題作品について】
 今回の課題作品は松崎有理「あがり」。連作短編集『あがり』(創元SF文庫)に収録されています。北の街にある総合大学、その生物学実験室で行われた遺伝子実験がやがてとんでもない事態を引き起こすことになり……というお話。SFにはマッドサイエンティストものと呼ばれる作品群がありますが、本作もそのカテゴリーに入れてもいいかもしれません。第1回創元SF短編賞を受賞した作品を一緒に読んでみましょう。
【選書ポイント】
 松崎有理は1972年生まれ、大学の理学部を出た理系作家です。2010年に今回の課題作品が第1回創元SF短編賞を受賞(ちなみに、同賞の佳作に選ばれたのは同じく科学と文学の間で活躍する高山羽根子「うどん キツネつきの」)。2011年に課題作品を含む作品集『あがり』で商業デビュー。著名な文学賞の受賞歴こそありませんし、作品数も決して多いとは言えませんが、SFの短篇ほぼ一筋で、現在も執筆活動を続け、その独特な作風で愛されている作家です。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者・ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とX(旧ツイッター)で本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

戻る