講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち(147)
太宰 治「たずねびと」(その3)

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講座趣旨

大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)

次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、2025年9月21日(日)を予定しています。

 

講座概要

講座日程 2025年 8月27日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 7月22日(火)午前9時30分〜8月26日(火)午後9時

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日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
8月27日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 太宰 治「たずねびと」(その3)
 太宰治の「たずねびと」最終回です。
 青森の実家へ妻子を連れて疎開する私。満員の汽車の中、籠を背負って乗り込んできたおかみさんから10個ばかりの桃とトマの恵投を受け、とりあえずの子どもたちの食べ物確保にほっとします。けれども、この先のことを考えるとやはり心配は尽きません。そんな折、若い娘さんが乗り込んできます。いよいよタイトルの「たずねびと」の登場です。その娘さんが、蒸しパンや卵、お赤飯をつぎつぎと私の膝の上に載せる、呆気に取られてただぼんやりして何も言えずにいると、その娘さんは仙台駅で降りてしまいます。
 桃やトマトをくれたおかみさんと私の妻とのやりとり、「たずねびと」の娘さんへの気持ちなど、感情を言葉にのせながらの朗読は少しむずかしいかもしれませんが、挑戦してみましょう。

講師

原 きよ(はら きよ)  朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れる。文化庁の芸術家派遣事業登録アーティストとして、現在は、「かわせみ座」一員として学校巡回公演を行っている。戦後80年の今年は「戦争と太宰」というテーマで、青森、三鷹、大分各所で朗読。

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