講座詳細

【延期】三鷹の夜☆月いち読書会 (第36回)
〜科学と文学の間(あわい)に〜

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講座趣旨

三鷹の夜☆月いち読書会〜科学と文学の間(あわい)
 三鷹ネットワーク大学では、月1回夜の読書会を開催しています。本や読書に関心のある方を対象に、毎月1冊の本をめぐって楽しく語り合い、交流する場です。毎月のテーマ本をあらかじめお知らせして、SFを中心に、国内外の短編・中編の文学作品を幅広く読んでいきます。ちょっと非日常の世界に遊んでみませんか?
 興味のある方、ぜひお気軽にお集まりください。

※ 課題図書はご自身で用意してください。
 本講座は、対話型のため、マスクの着用を推奨します。

【今後の予定】

第37回は、10月4日金曜日です。





 

講座概要

講座日程 2024年 9月 6日 (金)
時間 19:00〜20:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
教 材 長野まゆみ 「少年アリス」〈河出文庫〉
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月6日(火)午前9時30分〜9月5日(木)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
9月 6日
19時00分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 空犬 太郎  この読書会は、あくまで、本を楽しむ、読書を楽しむためのものです。作品を文学的に読み解くような、文学研究の会ではありません。読み方は自由。誤読を心配する必要も、感想をうまくことばにする必要もありません。そんな気軽な読書会を一緒に楽しみませんか。
【読書会の流れ】本読書会は3部構成です。
第1部 参加者のみなさんの感想・意見など(30分程度)
第2部 第1部で出た感想・意見をもとにしたディスカッション(30分程度)
第3部 講師による解説・まとめ(30分程度)
【課題図書について】
 今回の課題作品は長野まゆみ『少年アリス』。《夜の学校に現れた迷いの園。季節の交代を象徴する銀の実をめぐり、鳥と人とが不可思議な幻想劇を繰り広げる》(版元の内容紹介より)。宮沢賢治に影響を受けた書き手は枚挙にいとまがありませんが、長野まゆみはその代表格、賢治チルドレンの一人といっていいでしょう。単なる賢治オマージュにとどまらず、耽美できわめて独特な作品世界を展開、現在まで長きにわたって読書家を惹きつけてきた作家です。そのデビュー作を一緒に読んでみましょう。※同じ河出書房新社から『改造版 少年アリス』も出ていますが、今回の課題作品は「改造版」ではない、もとの『少年アリス』ですので、お間違えないようご注意ください。
【選書ポイント】
 長野まゆみは、1980年代末のデビューから現在にいたるまで、ほぼ途切れることなく作品を発表し続けてきた多作な書き手。作品世界だけでなく、文章や旧字体を多用する文字遣いなど表現方法も独特で、その作風はデビュー作である今回の課題作品にもはっきりと現れています。《デビュー作『少年アリス』から宮沢賢治の作品をたびたび引用し、特に『銀河鉄道の夜』の引用が多い》(Wikipediaより)。『カンパネルラ』『賢治先生』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』など、賢治へのオマージュ、賢治が創作の源となっていると思われる作品を複数手がけています。

講師

空犬 太郎(そらいぬ たろう) 編集者・ライター
 1968年生まれの編集者・ライターです。ブログ「空犬通信」とX(旧ツイッター)で本・本屋関連情報を日々発信しています。読書以外の趣味は音楽で、ギターとアナログレコードを偏愛しています。編著書(いずれも共著)に、『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)があります。

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