講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち (112)
森 鴎外「山椒大夫」(その4)

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講座趣旨

大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか? ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

【これまでに参加された受講生の声】
・先生がひとりひとりとても丁寧に講評してくださったのがありがたかったです。(40代)
・自分の音で読む楽しさや、人の読むのを聞く楽しみもわかりました。(60代)
・気持ちが徐々に解放されて、素直に声が出るようになり、自分でもびっくりです。(60代)
・声を出して読むのは楽しい。思いを込めて読むとストレス解消になります。(60代)
・音読の楽しさに感激しました。(70代)

 次回の「大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)三鷹ゆかりの作家・作品たち」は、10月19日(土)を予定しています。

講座概要

講座日程 2022年 9月25日 (日)
時間 10:30〜12:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月23(火)午前9時30分〜9月24日(土)午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
9月25日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 森 鴎外「山椒大夫」(その4)
 9月は、6月から取り組んでいる森鴎外の「山椒大夫」最終回です。先月は、安寿と厨子王が逃げ出す相談を聞きつけられて額に烙印を…。実はそれが夢であったという場面から始まりました。それ以来、すっかり口数が少なくなった安寿でしたが、それは厨子王一人を逃して、父を探し当てさせようという計画のためでした。ついに、厨子王は逃げ出すことに成功しましたが、安寿は入水してしまいます。そして今回、物語は一気に進みます。寺に逃げ込んだ厨子王を、守本尊がどのようにして彼の身を助けることになったのか。父は、母は…。難しい字も沢山出てきて、視覚的にも難解に思えますが、丁寧に読み解き、音声化することが大切です。大切なのは、字を追うのではなく、書かれている物事、そのものをイメージすることです。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、今年6月、3年ぶりに太宰の故郷五所川原市で朗読を行った。文化庁の芸術家派遣事業登録アーティスト。9月29日(木)に荻窪よみうりカルチャーにて森外没後100年記念の講座では「高瀬舟」を朗読する。

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