講座詳細

大人のための音読講座 三鷹ゆかりの作家・作品たち(99)
森鴎外「半日」(その1)

B2152700.pdf

講座趣旨

特定非営利活動法人みたか都市観光協会企画講座
大人のための音読講座(ワークショップ付き朗読会)
三鷹ゆかりの作家・作品たち

 これまでの読書は黙読が中心でした。声に出して読む、つまり音読すると、文章がより立体的になり、新たな世界を発見できます。読書の新しい方法として、声に出して味わう音読を体感してみませんか?ここではプロの朗読家のような正しいアクセント、明瞭な発声などは必要ありません。必要なのは、素直に物語を捉え、その気持ちをそのまま音にするということです。
 台詞、ト書き、主人公が語り手となる独白体など、 感じたままに自然に声を出す音読の楽しさをお伝えします。
 講師による朗読と、参加者の皆さんで音読するワークショップ付きの講座です。

講座概要

講座日程 2021年 8月25日 (水)
時間 10:30〜12:30
定員 12 人 (先着制)
回数 1回
受講料 一     般 2,000 円
市     民 1,600 円
市民在勤・在学 1,600 円
市 民 学 生 1,200 円
会     員 1,000 円
難易度 ★☆☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 7月20(火)午前9時30分から8月24日(火)閉館まで

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
8月25日
10時30分〜12時30分 三鷹ネットワーク大学 原 きよ 森鴎外「半日」(その1)
 森鴎外の「半日(初出『昴(スバル)第三号』1909年)を取り上げます。森鴎外夫妻の墓は「森林太郎墓」「森志げ子墓」として太宰治の墓の斜め向かいに静かに並んでいますが、太宰が森鴎外の墓のある禅林寺に自分の墓を建ててほしいと希望したのは有名な話です。
 森鴎外夫妻と姑を絡めた3人の騒動は、世間にも知られたほどでした。「半日」はその嫁姑問題をモチーフにしたもので、今でいう“暴露本”のような作品です。題名である「半日」の由来は、夫である博士が御所へ赴く大切な日の朝から昼食前の出来事からです。台所から聞こえる姑のうるさい声で目覚めた妻の姑非難から始まります。二人の会話や様々な音が臨場感を持って聞こえてきそうな作品です。

講師

原 きよ(はら きよ) フリーアナウンサー・朗読家
 元OBS大分放送アナウンサー。三鷹ゆかりの作家、太宰治の作品朗読に力を入れ、映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、メイキングドキュメンタリーで原作朗読を務めた。演奏家との共演も好評で、ピアノ、ハープ、月琴、リュートなど、様々な楽器とのコラボも多い。文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」登録アーティスト。

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