講座詳細

数学はこんなに面白い!11・8月
「有限生成アーベル群の基本定理」

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講座趣旨

 現代数学は抽象化が進み、一見どのように発生し、どのように使われるかが見えにくくなっていますが、実は生活の中や他の自然科学の中に、その源を持ち、思いもよらない応用を持っていたりします。それらの源を訪ねたり、どうしてその応用を持つに至ったかを明らかにしたいと思います。
 月1回ずつ、幅広くテーマを選んでお話ししていきます。出来るだけ予備知識を必要としないように、必要な知識は講座の中で説明していく予定です。
 数学が好きな方、数学で語り合う仲間を見つけたい方、久しぶりに勉強したい方、数学には興味があるけど難しそうだと思う方、ぜひこの機会にお集まりください。2020年度も毎月1回開催していきます。
 
8月のテーマは、「有限生成アーベル群の基本定理」です。

講座概要

講座日程 2020年 8月 6日 (木)
時間 10:00〜11:30
定員 20 人 (先着制)
回数 1回
受講料 500 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 7月7日(火) 午前9時30分より〜8月4日(火) 午後9時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
8月 6日
10時00分〜11時30分 三鷹ネットワーク大学 小林 一章 有限生成アーベル群の基本定理
 有限個の元で生成されるアーベル群(可換群)は、常に Z+・・・+Z+Z_d_1 +・・・+Z_d_k( d_i>1, d_i | d_i+1 )という形に移せることを示します。 今回は具体例に沿って、その構成法について解説します。

講師

小林 一章(こばやし かずあき) 東京女子大学名誉教授
 1940年東京都生まれ。早稲田大学理工学研究科卒業。神戸大学、北海道大学を経て、84年から東京女子大学文理学部数理学科教授。2009年より同大学名誉教授。専門は位相幾何学で80年代後半より結び目の研究を始め、その後空間グラフの研究に重心を移す。著書に『曲面と結び目のトポロジー』(朝倉書店、1992年)、『空間グラフの理論』(培風館、1995年)など。
 (公財)数学オリンピック財団元理事長。 2019年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章。

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