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講座詳細

アストロノミー・パブ9月
EHTメンバーが語る、ブラックホール撮影の舞台裏

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講座趣旨

国立天文台企画サロン アストロノミー・パブ
 アストロノミー・パブは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。前半はホストとゲストによる「トークタイム」、後半は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。
 今回は拡大版として開催します!

講座概要

講座日程 2019年 9月21日 (土)
時間 18:30〜20:30
定員 40 人 (定員を超えた場合は抽選です)
回数 1回
受講料 3,000 円
難易度 ★★☆
会 場 三鷹ネットワーク大学
受付期間 8月6日(火)午前9時30分〜8月27日(火)午後5時

※スクロールしてご確認ください→

日程 開催時間 会場 担当講師 内容
第1回
9月21日
18時30分〜20時30分 三鷹ネットワーク大学 ゲスト:本間 希樹、永井 洋
ホスト:梅本 智文
 2019年4月、これまで人類が見たことのなかった「ブラックホールの影」の写真が初めて公表されました。この成果は、国際プロジェクトであるイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)の観測によって達成されたもので、世界各国の200名を超える研究者が協力して世界6か所8台の電波望遠鏡を使って地球サイズの「瞳」を合成して得られたものです。
 今回の講座では、同プロジェクトのメンバーである講師2名が、この写真がどのように得られたのか、また今回の成果がどのような意義を持つのかなどを、研究の舞台裏も含めてわかりやすく解説します。

講師

本間 希樹(ほんま まれき) 国立天文台 水沢VLBI観測所 教授
 1971年、アメリカ合衆国テキサス州生まれ、神奈川県育ち。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。現在、国立天文台水沢VLBI観測所教授。
 専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT (Event Horizon Telescope) プロジェクトに日本側責任者として参加し、先日公開されたM87中心部の巨大ブラックホールの影の撮影成功に貢献した。
永井 洋(ながい ひろし) 国立天文台 アルマプロジェクト 特任准教授
 1979年、神奈川県生まれ。博士(理学)。専門は電波天文学で、巨大質量ブラックホールから噴出する相対論的ジェットの研究を行う。総合研究大学院大学で学位取得後、2007年国立天文台研究員、10年宇宙科学研究所招聘職員を経て、11年5月より国立天文台アルマプロジェクトに着任。アルマ東アジア地域センターにて、アルマの科学運用、ユーザーのサポート業務に携わる。アルマの偏波観測機能の立ち上げを牽引し、18年に国立天文台台長賞を受賞。イベント・ホライズン・テレスコープのメンバーとして、ブラックホールシャドウの可視化にも貢献。日本酒、イタリアワインをこよなく愛する。
梅本 智文(うめもと ともふみ) 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 助教
 1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれ、その質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わっている。2009〜12年にNHK教育テレビ高校講座・地学の講師も務めた。好きな飲み物は地ビール。海外出張時には地元のビールを好んで飲む。

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