講座詳細
子ども支援学講座(演習・課題研究編:全6回)
現代の子どもたちを取り巻く環境を学んで、支援力を高めよう
※用紙で受講者登録または講座申し込みをされる場合は上記からダウンロードしてください。
講座趣旨
現代社会では少子高齢化が進行し、子どもを生み育てやすい環境を整えていくことが早急の課題となっています。実際に、家族の価値観の多様化が著しく、子どもを取り巻く課題も多様化、複雑化しています。
このような社会で生きる子どもたちの課題を多方面から理解し、子どもたちのより豊かな成長を支援することができる地域人材の養成を目的として、東京学芸大学との連携により、子どもの支援を体系的に学べる講座を開催します。
本講座は、主に、子どもたちへの支援を実際に行っている方々を対象とし、子どもの理解の仕方や接し方、子どもを取り囲む環境等についてのレクチャーを講師が行い、ロールプレイやグループワーク等の演習で実践力を身につけ、放課後という環境のなかでの子どもとの関わり合いについての専門性を高めます。
講座概要
講座日程 |
2019年 9月28日 (土) 〜2019年11月16日 (土) |
---|---|
時間 | 下記をご確認ください。 |
定員 | 30 人 (先着制) |
回数 | 6回 |
受講料 | 一 般 9,000 円 市 民 6,000 円 市民在勤・在学 6,000 円 市 民 学 生 6,000 円 会 員 6,000 円 |
難易度 | ★★☆ |
会 場 | 下記をご確認ください。 |
受付期間 | 7月9日(火)午前9時30分より |
※スクロールしてご確認ください→
日程 | 開催時間 | 会場 | 担当講師 | 内容 |
---|---|---|---|---|
第1回 9月28日 |
09時30分〜12時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 深谷 昌志 | ・演習1 集団生活の中の子ども −子どもの友だち関係を考える |
第2回 9月28日 |
13時30分〜16時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 四柳 千夏子 倉田 清子 |
・演習2 地域とともにある学校 −地域ぐるみで子どもを育てる −三鷹市での実践と課題 |
第3回 10月 5日 |
09時30分〜12時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 鈴木 聡 | ・演習3 学習支援の基礎 |
第4回 11月 2日 |
13時00分〜16時00分 | 三鷹ネットワーク大学 | 小森 伸一 | ・演習4 体験活動とレジリエンスの向上 |
第5回 11月 9日 |
13時00分〜16時00分 | 三鷹ネットワーク大学 | 深谷 昌志 倉持 伸江 柴田 彩千子 |
・課題研究 「放課後の子ども」を巡って発表(一人7 分)と話し合い |
第6回 11月16日 |
09時30分〜12時30分 | 三鷹ネットワーク大学 | 深谷 昌志 小森 伸一 柴田 彩千子 |
・課題研究 「放課後の子ども」を巡って発表(一人7 分)と話し合い ・修了式/交流会 |
講師
深谷 昌志(ふかや まさし) | 東京成徳大学名誉教授
東京教育大学大学院博士課程修了。教育学博士。教育社会学専攻。日本子ども支援学会会長。放送大学教授などを経て、東京成徳大学名誉教授。主著に「無気力化する子どもたち」(NHK ブックス、1990年)、「子どもの昭和生活史」(黎明書房。2007 年)、「父親―100の生き方」(中公新書、2008 年)、「日本の母親再考」(ハーべスト社、2015 年)、「子ども問題の本棚から」(黎明書房、2019 年)など多数。 |
四柳 千夏子(よつやなぎ ちかこ) | 文部科学省CSマイスターコミュニティ・スクール推進員/一般社団法人みたかSCサポートネット代表理事
三鷹市内小・中学校のPTA会長、放課後の居場所づくり活動(三鷹市地域子どもクラブ)や青少年健全育成活動など、一貫して三鷹で学校や子どもたちに関わり続ける。平成21 年4 月、コミュニティ・スクール委員(学校運営協議会委員)となり、平成25 年度からは、文部科学省CSマイスター(コミュニティ・スクール推進員)として活動。 PTA時代の仲間と、学校教育を中心に子どもたちをサポートする団体を設立し現在に至る。 |
倉田 清子(くらた きよこ) | 地域子どもクラブの「羽沢小地域コーディネーター」、おおさわ学園サポート隊、民生児童委員、主任児童委員
小学生保護者として学習支援活動やPTA 活動に加わったのをきっかけに、CS 委員として学園の学習支援を行う「おおさわ学園CS サポート隊」のコーディネートをしてきました。保護者を卒業し「地域のおばさん」となった現在は、地域子どもクラブのコーディネーターとして、放課後の子ども達の遊び・学びの場、居場所を学校・地域・保護者と共に創っています。 また、主任児童委員として課題のある子について学校と情報を共有し、地域での支援方法を一緒に考えています。 |
鈴木 聡(すずき さとし) | 東京学芸大学教授
東京学芸大学 教育学部 博士(教育学)教授。学長補佐。一般社団法人教育支援人材認証協会理事。小学校教諭歴21年。大学教員歴8年。研究分野は、体育科教育学、教育心理学、教師教育。主な著書に、「子育て支援員研修テキスト」(分担執筆)中央法規出版株式会社、「教育支援とチームアプローチ 協働する学校と子ども支援」HATO プロジェクト編(分担執筆)書肆クラルテ等多数。 |
小森 伸一(こもり しんいち) | 東京学芸大学准教授
現職は東京学芸大学 学長補佐/ 准教授。主な研究分野は、ホリスティック理論を基盤とした野外環境教育、サステイナビリティ教育、体験学。東京学芸大学学部・大学院を修了後、カナダに留学。サスカッチュワン大学にて修士号、ブリティッシュ・コロンビア大学にて博士号を取得し、2008年4月より現職。日本野外教育学会常任理事、(一社)教育支援人材認証協会(事務局長)などを兼任。 |
柴田 彩千子(しばた さちこ) | 東京学芸大学准教授
東京学芸大学准教授。子どもに関わる社会活動として、八王子市教育委員、小金井市子ども家庭支援センター運営協議会長等を務めています。 最近の研究テーマは、地域づくりと教育、学校・家庭・地域(NPOや企業も含む)の連携、子育て中の女性の学習、等です。本講座では、私自身が小学生の母親ですので、「放課後の子ども」について、保護者や支援者としての立場から皆様と語りあえることを楽しみにしています。 |
倉持 伸江(くらもち のぶえ) | 東京学芸大学准教授
東京学芸大学教育学部准教授。専門は、社会教育学、成人教育学、生涯学習論、職員・支援者論、省察的実践論など。全国社会教育職員養成研究連絡協議会(社養協)事務局長。都内自治体の社会教育委員、公民館運営審議会委員などを務める。主な著訳書は『地域を支える人々の学習支援―社会教育関連職員の役割と力量形成』(分担執筆、東洋館出版社、2015 年)、『教育支援とチームアプローチ―社会と協働する学校と子ども支援』(分担執筆、書肆クラルテ、2016 年)など。 |